数年前にアメトーク!の家電芸人で紹介されて人気が急上昇した肩掛けスピーカ
現在、SONY,BOSE,JBL,SHARPなど色々メーカから発売されていて購入する際に悩まれる方も多いと思いますが、それぞれ特徴があり自分の用途に合わせて購入しないと失敗することもあるので、SONY,BOSE,JBL 3社のモデルを比較しそれぞれのスピーカの特徴を紹介していきます
後半は僕が使用しているJBL SOUNDGEARの紹介とネットのレビュー記事でよく目にする悪い点が実際使ってみてどうなのか僕なりの感想を紹介させて頂きます
ちなみに僕はこの肩掛けスピーカを赤ちゃんのいる家庭の方におすすめしたいと思います
ママが赤ちゃんの寝かし付けをしているときにリビングでテレビ見てたら「うるさい!!」って言われたことがあるのですが、このスピーカを使っていると隣の部屋の人にテレビつけてることを気付かれることがないので、赤ちゃんの睡眠を邪魔することをありません
肩掛けスピーカーの魅力
そもそも肩掛けスピーカは、今までのイヤホンやヘッドホンと比べて何が魅力なのか簡単に紹介します
1番の魅力はなんといっても楽なところだと思います。イヤホンやヘッドホンは長時間つけているとどうしても耳が痛くなったり疲れてきたりすると思いますが、肩掛けスピーカーは耳を塞いだり、耳に負担をかけたりしないので長時間使用していていも全く疲れることはありません
2つめに耳を塞がないので周囲の音も聞くことができ音楽などを聴いているときでも周りの人と会話することができます
この特徴からお家の中で家事をしている時にテレビの音声やスマホの音楽を聞いたり、夜遅い時間など大きな音を出せない状況でも自分だけ臨場感のある音量で映画を楽しんだりするのに向いています
逆にイヤホンやヘッドホンに比べて音漏れは大きいので電車の中で音楽を聴いたりするのに向かないと思います
SONY,BOSE,JBL 3社の特徴比較
SONY,BOSE,JBLから発売されている肩掛けスピーカーは一見お同じように見えますが音源との接続方法が3社異なっており、この違いが使用用途に大きく影響します
メーカ | SONY | BOSE | JBL |
モデル | SRS-WS1 | SoundWear | SOUNDGEAR |
重量 | 335g | 260g | 370g |
連続使用時間 | 7時間 | 12時間 | 6時間 |
接続方式 | 専用通信 | Bluetooth | Bluetooth apt-X対応 |
遅延時間 | 小 | 大 | 中 |
ポイントは接続方式とそれによる遅延時間になります。遅延時間が大きいBOSEのスピーカは映像と音声にズレが生じてしまうので映画鑑賞やゲームでの使用には向かないですがBluetooth接続の為、スマホなどとの相性がよく音楽鑑賞に適しています
SONYのスピーカは遅延時間が小さいので映画鑑賞やゲームに向いていますが、接続方式が専用通信の為、音源側に専用のトランスミッターを接続する必要がありスマホの音楽を聴きたい場合などはスマホにトランスミッターをその都度接続して使用する必要があり面倒です
JBLのスピーカーはBluetooth通信の中でも比較的遅延が少ないコーディングapt-X に対応している為、映画鑑賞やゲームでも問題なく使用できます。ただし音ゲーなど少しの映像と音声の遅延も許容できないゲームには向いていません。また接続がBluetoothの為、スマホと接続して音楽を聴くことも簡単にできます
各社、スピーカのサイズや数の違いにより音質の違いもあると思いますが、まずはこの接続方式の違いを理解して自分の利用シーンに応じたスピーカを選択する必要があります
JBL SOUNDGEARの紹介
僕の利用シーンは家族が寝静まった夜に撮り貯めてあるスポーツやバラエティー番組を鑑賞するのに使用したかったので、先ほど説明した特徴を踏まえると選択肢はSONYかJBLのスピーカになります。その中でJBLを選んだのはSONYと比べ価格が安かったのと、JBLのスピーカーもBluetooth apt-Xに対応するトランスミッターが付属しているのですが、そのトランスミッターの電源供給方法がACアダプタではなくUSBだったことがポイントでした。テレビに付属のUSBコネクタから電源を供給することでテレビの電源ON/OFFに合わせてトランスミッターの電源もON/OFFできるので待期電力をカットできます。但しテレビにUSB端子が無い場合は別でUSB電源アダプタなどを準備する必要があるので注意してください
■モデルと種類
JBL SOUNDGEARにはセット内容の違う2つのモデルがあります
・JBL SOUNDGEAR BTA:スピーカ本体とトランスミッターがセットになったモデル
またスピーカ本体の色がブラックとグレーの2色から選択できます
スピーカを装着した際に肩や首へのストレスは全くないです。SONY,BOSE,JBL 3社を比較した際にJBLが最も重いモデルでしたが首から肩にかけて広い面積で本体を支えている為、重いと感じることは無いです
本体の電源ON/OFF、Bluetoothのペアリングは本体右側のボタンで、音量調整、音楽の再生/停止は本体左側のボタンで操作します。どのボタンも肩掛けした状態で問題なく操作できます
トランスミッターとの接続は初めて使用するときにペアリングを実施しますが、2回目以降は電源をONにすると自動で接続されます
音質については他のモデルと比較したわけではないので主観になりますが映画やスポーツの鑑賞では非常に臨場感のある音を楽しむことができます。音の遅延については違和感を感じること無く映像を楽しむことができますが、テレビのスピーカーと肩掛けスピーカの両方の音を聞くと2重に聞こえるのでやはり多少の遅延はあると思います
空間に音を放射するタイプのスピーカなので音漏れは発生します。さすがに隣で寝てる人に気付かれないっていうのは無理じゃないかなぁと思います (うちの子供だったら気付かないと思いますが)
感覚的には使用している人が普通に感じる音量で音声を聞いていても隣の部屋の人はテレビをつけていることに気付かない程度だと思います
付属のトランスミッターへの音源の入力はラインインプットと光デジタル 2種類の接続方法が選択できます
この光デジタル入力を接続できるのはテレビで使用する際の使い勝手として非常に大きいと思います
テレビのヘッドホン端子とトランスミッターをラインインプットで接続すると、通常のテレビはテレビ側のスピーカからの音は消音になります。昼間はテレビのスピーカ、夜は肩掛けスピーカと使い分けたい場合に、ヘッドホン端子への接続をその都度抜き差しするかテレビの音声設定を都度変更する必要がありますが、光デジタルで接続している場合はそのような変更をする必要が無く、肩掛けスピーカで音声を楽しみたい場合は、テレビを消音モードにして肩掛けスピーカ側の音量設定で好みの音量に設定、テレビ側のスピーカで音声を聞きたい場合はテレビのリモコンで音量を調整すれば良いだけなので簡単に使用できます
トランスミッター自体も非常にコンパクトなのでどこにでも設置することができます。僕の家は壁掛けテレビなのですが、トランスミッターはテレビの裏側に両面テープで貼り付けて使用しています
JBL SOUNDGEARの評判悪い部分、実際使ってみて
JBL SOUNDGEARについて他の方のレビューを見ていると何点かネガティブな意見があげられていますが実際に僕が使ってみた感想を記載します
■本体が固く柔軟性がないので装着する際に首が痛い
確かに本体は固くてほとんど変形しません。なので首が太い人は問題なく装着できるか量販店の実機で確認してから購入することをおすすめします。僕も購入まえに量販店で確認してから購入しました
■電源ON/OFF時、Bluetooth接続時に発生する設定音が大きい
これも確かに大きいです。しかも設定音の音量は調整できないようです。ただ装着しながら聞いても耳が痛くなるようなレベルではないので特に問題ないかと思います。僕は特に気にならないです
他の方のレビューであまり記載されていなかったのですが、僕が気になった点を2点記載しておきます
■充電用USBポートのカバーが邪魔
下の写真のように充電用USBポートにカバーがついているのですがケーブルを差し込む際に結構邪魔です
■トランスミッターから離れすぎるとノイジーな音声になる
トランスミッターからの電波が届きにくい場所では音声に雑音が混じってノイジーな状態になるのですが、1度この状態になるとトランスミッターの近くに戻っても、元のクリアな音声に戻りません
本体の電源をON/OFFして再接続すると復活します
まとめ
ネガティブな点も何点か記載しましたが総合的には非常に満足できる商品だと思います
SONYやBOSEのスピーカを同じ条件で試したわけではなので比較はできませんが、3社の中では価格が最も安く手が出しやすい値段で、満足度も非常に高いので購入して後悔することはないんじゃ無いかなぁと思います
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