洗濯機排水口の最適位置|失敗しないための5つのポイント

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今回は洗濯機排水口の最適な位置について紹介します。

みなさん洗濯機用の排水口をどのように決めますか??まず洗濯機パン(防水パン)を設置するか考えて、次に洗濯機パンを設置しない場合は洗濯機と干渉しない位置に排水口を設置するような流れで考えるのではないでしょうか!?

僕は将来的に大きな洗濯機に買い換えても排水口と干渉しないように配置するスペースの中で可能な限りハジの方に設置しました。

でもこれだと1つ大事なことを忘れています。そもそも洗濯機の排水ホースは、どこから出てきて、どのように排水口に接続するのか!?実は洗濯機の種類やメーカーによって色々な接続方法があるので、自分が使用したい洗濯機の排水ホースの接続方法から排水口の位置を考えると最適な位置が決められるので紹介したいと思います。

また排水口を設置する位置はデッドスペースになりがちですが、トヨタホームは排水口のスペースを有効活用するオプションを準備しているので、トヨタホームならではのランドリーオプションも最後に紹介させて頂きます。

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洗濯機パン(防水パン)の設置

洗濯機パン

洗濯機排水口の設置を検討する際に、まず考えるのが洗濯機パン(防水パン)を設置するかどうか。トヨタホームでも上の写真の洗濯機パンがランドリー装備品として準備されていて1万円程度で設置することができます。

洗濯機パンは、洗濯機の故障で水漏れが発生した場合に漏れた水を受け止めて排水口に流してくれる役割があります。マンションやアパートなどでは水漏れが発生した場合に下の階に被害が出ないよう洗濯機パンが設置されている場合が多いと思います。注文住宅でも2階にランドリールームを設置する場合やランドリールームの床材に濡れるとダメになるような素材を使用される場合は洗濯機パンを設置した方が良いと思います。

逆に設置しない理由としては、複雑な形状をしているので隙間の掃除が面倒や、昔からアパートなどに設置されているので古くさいイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。我が家もこのようなイメージと、洗濯機を設置場所が1階だったことから、洗濯機パンは設置せず下の写真のように排水口のみを設置しました。

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洗濯機パンが無いと、このように非常にスッキリとしたスペースになります。

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我が家は洗濯機周辺の掃除のしやすさを考えて、キャスター付きかさ上げ台に洗濯機を載せたので、設置後はこのようになっています。
先ほど洗濯機パンは古くさいイメージと紹介しましたが、この写真を見るとかさ上げ台もあまりカッコ良くはないですね。また、かさ上げ台に乗せたことで予定通り洗濯機の下もクイックルワイパーで簡単に掃除することができましたが、かさ上げ台のフレーム部分に埃がたまりやすく掃除がしにいので、結果的にあまり綺麗に使えませんでした。

排水口は掃除が必要

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次に洗濯機排水口の設置位置を決める上で忘れがちなポイントを紹介しておきます。
洗濯機の排水口も浴室や洗面器の排水口と同様に定期的な掃除が必要になるので、メンテナンスのことを考慮せずにアクセスしにくい位置に設置してしまうと掃除ができなくなってしまいます。定期的に掃除をしないと排水トラップの部分に洗濯物から出た糸くずなどが詰まってしまうことがあるそうです。排水トラップが詰まると洗濯機の水が排水できずに漏れ出してしまったり、洗濯機の方に逆流して故障の原因になることがあるので定期的に掃除できるようメンテナンスを考えた配置が必要です。

実は僕も最近まで洗濯機排水口の掃除が必要なことを知らず、メンテナンスしにくい位置に設置してしまった為、排水口の掃除をするのに非常に苦戦しました。

家を建てて5年目で初めて掃除した洗濯機排水口がヤバいことになっていた話については、別の記事で詳しく紹介したいと思います。

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この写真は我が家の洗濯機排水口になります。できるだけ目立たない位置にと考えて奥の方に設置しましたが完全に失敗でした。もっと手前の方に設置しておけば排水口の掃除も楽にでき、排水ホースも折り曲げることなく設置ができたので、今よりもスッキリした設置ができました。

また洗濯機のメーカーや機種によっては、排水ホースの中間に設置する糸くずボックスがオプションで準備されているので、どうしてもメンテナンスしにくい位置に排水口を設置する必要がある場合は、このようなオプションでゴミが排水口に流れるのを対策することもできます。

洗濯機の排水方法

続いて洗濯機排水口の位置を考える上でポイントとなる洗濯機の排水方法について紹介します。

みなさんのお家の洗濯機は右側から排水ホースが出ていますか?それとも左側ですが?洗濯機を購入する際、どちらから排水ホースが出るタイプなのかあまり意識したことは無いと思いますが、自分の家の排水口の位置と反対側からホースがでるタイプの洗濯機だったら設置できないですよね?

安心してください。ほとんどの洗濯機は設置場所に合わせて左右どちらからでも排水ホースを引き出せるようになっています。下の図は我が家で使用している日立ビートウォッシュの据付説明書の抜粋です。排水ホースの取り回しを変えることで左右どちらからでも引き出せるようになっています。

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この据付説明書をさらに読み進めると「本体の下に排水口がある場合」の設置方法が記載されています。僕は先入観で洗濯機の排水口は洗濯機と干渉しない位置に設置しなければいけないと思っていましたが、実は洗濯機の真下に排水口があっても問題なく洗濯機を設置することができます。
この排水方法は直下排水や真下排水とよばれていて、メーカーや機種によっては、専用の直下排水キットや洗濯機のかさ上げが必要な場合もあるので、直下排水を採用する場合は使用する洗濯機の対応状況を確認し必要な準備をしてください。

このように洗濯機の排水方法は側面からホースを引き出すパターンと洗濯機の真下で排水口に接続するパターンがあるので、使用する洗濯機の接続方法に応じて最適な排水口の位置が変わってきます。洗濯機の側面から排水ホースを引き出して接続する場合、ホースの引き出し位置と排水口の位置が近すぎないよう注意する必要があります。

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この写真は先ほども紹介した我が家の洗濯機排水ホースの接続ですが洗濯機の排水ホース引き出し位置と排水口が近すぎるため、洗濯機から引き出した排水ホースを直接排水口に接続することができず、手前に引き出してから折り返して排水口に接続しています。この洗濯機の排水ホース引き出し位置であれば、写真に青丸で示した位置に排水口を設けていればホースを折り返すことなく接続でき綺麗に納めることができたと思います。

また直下排水を採用する場合は洗濯機によって直下排水できる範囲が決まっているので使用する洗濯機の制約を確認して排水口の位置を決めて下さい。直下排水は洗濯機の側面に無駄にスペースを必要としないので対応する機種を使用予定であれば排水口を洗濯機の真下に設けるのがおすすめです。

直下排水、真下排水の注意点

ただし直下排水、真下排水にも1つ注意点があります。それは排水口の掃除です。

先ほど洗濯機排水口も定期的な掃除が必要と紹介しましたが、洗濯機の真下に排水口があると排水口を掃除する際に洗濯機を移動する必要があります。洗濯機を移動させるのはかなり大変なので、もし直下排水を採用する場合は排水ホースに途中に糸くずボックスを設置し排水口にゴミが流れないようにすることをおすすめします。

またドラム式洗濯機の場合、下の図のようにフロントパネルを外して排水口のメンテナンスができるタイプの洗濯機があるので直下排水を採用する場合、このような洗濯機を選ぶのが良いと思います。

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こちらは実際にフロントパネルを外した状態の写真で、フロントパネルを開けると排水口にアクセスできるようになっているのが分かります。

排水口のデッドスペースを有効活用

使用している洗濯機が直下排水に対応していない場合は、排水口を収納の下に隠してしまうことでデッドスペースを有効活用する方法もあります。

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これはトヨタホーム シンセシリーズのカタログに記載されているランドリー給排水一体型収納です。収納の下に排水口、収納の上に給水用の水栓が設置されている収納でスペースを有効活用できます。さらにスライド収納を引く抜けば排水口の掃除ができメンテナンス性にも考慮されています。

トヨタホームは屋外に面した壁の中に水道管を通さないので、ランドリースペースの給水栓は下の写真のように壁から少し出っ張って設置され洗濯機の奥に無駄なスペースができてしまうので、給水配管の無駄なスペースをなくす意味でも、このランドリー給排水一体型収納はおすすめです。

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まとめ

今回は洗濯機排水口の位置について紹介させて頂きました。

我が家は排水口の位置を完全に失敗しました。排水ホースを折り返して接続する必要があるので、ゴチャゴチャして掃除がしずらく埃がたまります。また排水口を奥の方に設置してしまった為、排水口の掃除もやりずらくなっています。

今あらためて考えてみると洗濯機の直下排水やランドリー給排水一体型収納など、我が家の問題点を解決する手段は色々あります。もし同じ排水口を採用したとしても、あと30cm手前に設置していたら、掃除のしやすさは全然違っていたと思います。

これからお家を建てられる方は、たかが排水口ですがちょっとした工夫で利便性が大きく変わってくるので使用する洗濯機の排水方法を確認しながら最適な位置に設置できるよう考えてみて下さい。

今回紹介した洗濯機排水口の位置に関する記事以外にもお家づくりの失敗したポイントや、成功した間取りなどの記事も書いているので、よかったらリンク先の記事も読んでみて下さい。

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