全国に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発出され、僕の会社もオフィス職場は基本在宅勤務になり自宅で仕事をする生活が1ヶ月以上続いています。今まで自宅の書斎で使用していた椅子が小さな丸椅子で1時間も座っているとお尻がいたくなってしまい仕事になかったので、これを機にしっかりとしたオフィスチェアーを購入し快適に在宅勤務ができるようになったはずだったんですが、まだなにかしっくりこない!?
色々考えたところ自宅パソコンのキーボードが自分に合っていない!このキーボードの押し心地が何か気に入らない!!と言うことで今回は自分に合ったキーボードを探し、FILCO Majestouch Convertible 2というメカニカルキーボードを購入したので、キーボードなんてどれでも一緒じゃないの!?って思ってる方にちょっと高価なメカニカルキーボードが普通のキーボードと何が違うのか?何が良いのか?って内容を紹介させて頂きキーボード選びの選択肢を増やして頂ければと思います
キーボードの種類
キーボードにはキーを押し込んだ時に反応するスイッチの構造によっていくつかの種類があります
種類 | 価格 | メリット | デメリット |
メンブレン | 500~5,000円 | 非常に安価 | 耐久性が低い 反発力が強く疲れる |
パンタグラフ | 1,500~10,000円 | 安価 薄型化できる 軽いキータッチ | 耐久性が低い |
メカニカル | 5,000~20,000円 | 打鍵感を選べる 底打ちが必須でない 耐久性が高い | 高価 打鍵音が大きい |
静電容量無接点式 | 20,000円~30,000円 | チャタリングしない 耐久性が非常に高い 打鍵音が小さい | 非常に高価 選択肢が少ない |
一般的に広く普及しているのはメンブレンで、デスクトップPCを購入した際に標準で付属しているキーボードや5,000円くらいまでで購入できるキーボードはこのタイプになります
正確にはメンブレンと呼ばれる接点が印刷されたシートとラバードームと呼ばれるバネの代わりになるゴムで構成されており、このラバードームの反発力でキーを戻してるのでキーを押したときにブヨブヨした感覚があります。さらにキーの押す位置によって押したときの感覚が違ったりキーが傾くような感覚があります。またキーボードの接点はラバードームの奥のメンブレンにある為、キーを奥まで押し込まないと(底打ちさせないと)反応せず、ミスタイプが起こりやすいと言われています
安価で種類が多いので、キーボードにそこまでお金をかけたくないけど、Buletooth対応だったり見た目がオシャレなキーボードを使いたいって方におすすめです
パンタグラフも実は接点はメンブレンでラバードームもあるのですがラバードームを小型化しても安定してキーを支えられるようにパンタグラフでキーを支持する構造になっているキーボードになります
ノートパソコンなど薄型でストロークの短いキーボードのほとんどはこのタイプが採用されているようです。
タブレットと接続して使用するなど持ち運びメインで使用する場合などにおすすめです
余談ですが僕が使用している会社のノートPCはLenovoのThinkPadという機種なのですがこのパソコンのキーボードは薄型なのにスゴく押しやすく使いやすいです
メカニカルは後で詳しく説明するのでおいておいて次の静電容量無接点式の特徴を説明します。その名の通り接点が無い構造をしておりキーを押した時にキーと基板間の距離が短くなることで静電容量が変化しその静電容量の変化を検知するしくみになっています。このへんは電子工学に詳しくないと意味わかんない感じかもしれませんが、接点(スイッチ)がないので耐久性に優れていると一般的に言われています。ただ静電容量の変化を検出する部分が複雑で高価になってしまうのと製造しているメーカが少ないので選択肢もあまり多くありません
最高級のキーボードを使ってみたい人やできるだけキーボードを買い換えたくない人におすすめです
ちなみに信頼性が高く金融業界ではよく使われているらくATMのキーボードも静電容量無接点式のようなのでATMのキーボードの押し心地がスゴく好きって人はこのタイプのキーボードを選択するのもありだと思います
メカニカルキーボードの特徴
メカニカルキーボードとは1つ1つキーに独立したメカニカルスイッチが設置させているキーボードになります
メカニカルスイッチとは下のグラフィックのようにスプリングと金属の板バネで構成されたスイッチでキーを押すと板バネが戻り接点が閉じることで入力を感知します
接点はキーストロークの途中で閉じる構造となってるのでキーを底打ちさせる必要がなく、また接点が閉じるときにカッチというクリック感と音がするので、慣れると軽いタイピングで早く正確な入力ができるようになり疲れにくいことからプログラマーやライター、ゲーマーなどキーボード入力が多いユーザーに好まれています
あと何と言ってもキー入力の際の爽快な打鍵音がメカニカルキーボードの特徴だと思います
また1つ1つのスイッチが独立したスイッチになっているので耐久性が高く、もしスイッチが壊れた場合でも1つスイッチだけ交換することができるのでメンテナンスがよく長く使用することができます
メカニカルスイッチを製造するメーカは多数ありますが、有名なメーカーとしてドイツの「Cherry MX」や中国の「Kaihua (Kailh)」が挙げられます。各メーカ、スプリング加重や接点の位置、キーストロークなどを調整しユーザの好みに合わせた複数の打鍵感のメカニカルスイッチを製造しており、その種類を軸の色で表現することが多いので代表としてCherry MXのメカニカルスイッチの種類を紹介します
押下加重 | 接点位置 | ストローク | クリック感 |
45g | 2.0mm | 4.0mm | なし |
軽いキータッチかつ、クリック感がなく打鍵音も小さいので滑らかな入力ができる
長時間入力する人、軽いキータッチが好みの人、静かにタイピングしたい人におすすめ
押下加重 | 接点位置 | ストローク | クリック感 |
50g | 2.2.mm | 4.0mm | あり |
はっきりした接点の間隔、「カチカチ」と鳴るはっきりした打鍵音から特にゲームユーザーに人気の高いスイッチ。明確な入力感が欲しい人におすすめ
茶軸
押下加重 | 接点位置 | ストローク | クリック感 |
45g | 2.0mm | 4.0mm | あり |
適度なクリック感と打鍵音のバランスが良く赤軸と青軸の中間に位置するスタンダードなタイプのキースイッチでメカニカルキーボードが初めての方におすすめ
黒軸
押下加重 | 接点位置 | ストローク | クリック感 |
60g | 2.0mm | 4.0mm | なし |
クリック感と打鍵音は赤軸と同様少なめで、重いバネ加重の設計になっており反発力が強くキーの戻りが早いので高速で長文を入力する方におすすめ
FILCO Majestouch Convertible 2 の紹介
今回、僕が購入したダイヤテック株式会社のFILCO Majestouch Convertible 2について紹介させて頂きます
まずこのキーボードを選んだ理由ですがデザインがシンプルなのと、接続がUSBとBluetoothで切替ができ最大4つのデバイスをペアリングできる点でこのキーボードを選びました
メカニカルキーボードはLEDが埋め込まれカラフルに光るゲーミングユースのモデルが多く発売されていますが僕は仕事用として使用するのでシンプルなデザインを選択しました。また自宅でプラベート用のデスクトップPCと仕事用のノートPCを切り替えて接続したかったので、USBとBluetooth両方使えて複数機器と接続できるモデルがよくFILCO Majestouch Convertible 2を購入することにしました。また自宅の書斎で昼間に使用することがメインで周囲への音を気にすることがないので、メカニカルスイッチはある程度しっかりとしたクリック感と爽快な打鍵音が得られる茶軸を選択しました
このキーボードは3つの使い方があります
2. 内蔵の乾電池で電源を確保し、Bluetooth接続している機器のキーボードとして使用する
3. USB接続している機器から電源を供給し、Bluetooth接続している機器のキーボードとして使用する
まとめ
キーボードの種類について色々紹介してきましたがいかがでしたでしょうか
仕事でタイピング入力する機会が多い方は疲れが軽減されたりタイピングミスが減るなどのメリットが出る可能性がるのでメカニカルキーボードを検討してみる価値はあると思います
安い買い物では無いので、色々な方のデビューなどを見てみて自分のお気に入りのキーボードを探してみてください
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