スマートエアーズ故障|室内機から水漏れ発生。故障の原因とトヨタホームの対応を紹介

SmartAir-Failure1スマートエアーズ
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  1. 今年で家を建て7年目になりますが、トヨタホーム全館空調(スマートエアーズ)が故障したので、その原因とトヨタホームの対応について紹介したいと思います。

実は新築2年目にもHEMSのスマートエアーズ操作画面にエラーメッセージが表示されてエアコンが効かなくなるトラブルがありました。

そときは室外機をまるまる交換されましたが、恐らく初期不良だったので修理費用などは請求されませんでした。

今回は室内機から漏水するといった症状で、あきらかに経年劣化による故障と思われます。

故障の原因は何だったのか、修理費用は発生したのか、またスマートエアーズが故障した場合、トヨタホームはどのような対応をしてくれるのか対応力についても紹介したいと思います。

更に既にスマートエアーズを導入したお家を建てられた方や、これからトヨタホームでスマートエアーズを導入した家を建てられる方も、同じような故障が発生する可能性があるのか注意すべき点などについても紹介していきます。

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スマートエアーズ故障の症状と原因

故障の症状

SmartAir-Failure1_01

まず故障の症状ですが、こちらの写真のように1階のスマートエアーズ本体から漏水が発生し床が濡れていた為、異常に気付きました。

8月なので冷房運転をしていましたが、エアコンの効きが悪いといったことはなく、いつも通り室内は快適な温度に保たれており、以前起きたトラブルの時のようにエラーメッセージが表示されることもありませんでした。

先ほどの写真で右奥に少しだけ見えている銀色の金属がスマートエアーズの室内機本体で、漏水は本体からではなく、その隣で床に刺さっている冷媒とドレインの配管部からのように見えます。

漏水に気付いた当日、雑巾で水を全て拭き取りましたが、翌日も同じように床に水たまりができていました。

ただ、2日目に水を拭き取って以降は、漏水することがなく、トヨタホームの方が修理に来て頂いた際にも、漏水していなかったので、この写真を使って症状を説明しました。

smart-airs-maintenance_01

以前、別の記事で紹介しましたが、我が家の1階スマートエアーズ本体は、階段下収納の奥、上の写真に矢印で示した場所に設置してあります。

この収納は毎日アクセスするので漏水していることに、すぐに気が付くことができました。

故障の原因

SmartAir-Failure1_02

次に故障の原因ですが、やはりスマートエアーズの配管に問題があり、上の写真に青丸で囲んだ部分のドレイン配管から漏水していました。

この部分の配管は少し膨らんでいますが、この中にドレイン配管の逆止弁が設置してあり、その逆止弁に亀裂が入っていて、そこから屋外へ排水されるエアコンの結露水が漏れ出していました。

修理対応頂いた担当の方に、取り外した逆止弁を見せて頂きましたが大きな亀裂が入っていたので、取り外す際に割れてしまっていました。

スマートエアーズから出ているドレイン配管も床からでているドレイン配管も硬質なプラスチック製なので、恐らく両方の配管の芯がピッタリ合っていなくて間に挟まれている逆止弁に応力がかかり続け、亀裂かが入ったのではないかと推測します。

スマートエアーズ修理内容

続いて修理内容ですが、壊れた逆止弁を新しい物に交換して頂いたのですが、もともと壊れた逆止弁が設置されていた場所ではなく、屋外の排水口へ接続するドレイン配管の出口部分の設置に変更になりました。

SmartAir-Failure1_03

こちらは修理後のスマートエアーズ本体の写真です。

ドレイン配管は軟質な材質の物に交換されて本体から直接床の配管に接続されています。

SmartAir-Failure1_05ドレイン配管出口

SmartAir-Failure1_06新しく設置された逆止弁

そして、こちらが屋外のドレイン配管出口部分の写真になります。

もともとプラスチックのパイプが切りっぱなしで排水口に接続していたのですが、そのプラスチック配管の先端に新しく逆止弁が設置されました。

修理対応して頂いた担当の方に話しを聞いたところ、最近のスマートエアーズはドレイン配管の逆止弁を屋外の設置する仕様になっていて、最新の仕様に合わせるかたちで修理したとのこと。

また今回設置して頂いた逆止弁は後付け用の簡易的な部品で、最初から外付け仕様になる場合は、もうすこししっかりした部品が設置されるようです。

これは私の推測ですが、同じようにスマートエアーズに設置されている逆止弁に亀裂が入って漏水するトラブルが何件か発生したので、逆止弁を屋外に設置する仕様に変更したのではないかと思います。

ここまで読んで頂いて、実際にスマートエアーズを導入されている家の方は、1つ不安に思うことがあると思います。

そぉ、2階のスマートエアーズ本体は大丈夫なのか??です。

2階のスマートエアーズは屋根裏設置なので、普段生活していて本体を見る機会がありません。なので、もし漏水していても気付くことができず、2階の天井から雨漏りが発生して初めて気付くことになってしまいます。

私もこの点が気になったので、修理担当の方に聞いてみたところ、2階のスマートエアーズ本体には逆止弁が設置されていないとのことでした。

ドレイン配管に逆止弁を設置する理由

修理担当の方に、先ほどの質問をしたときは、ドレイン配管の逆止弁が何の為に設置されているのか、知らなかったので、何で1階だけ設置して、2階は不要なのか分かりませんでしたが、あとでインターネットで調べたところ2階には不要な理由が理解できました。

最近の家は気密性が高く、換気扇などを使うと屋内が負圧になり、エアコンのドレイン配管から外気を吸い込んでしまい、ボコボコと音がすることがあるので、ドレイン配管から外気を吸い込まないよう逆止弁を設置するようです。

トヨタホームの建物の屋根裏は屋外と繋がっていて、2階スマートエアーズ本体の設置場所は、そもそも負圧にならないので、ドレイン配管に逆止弁を設置する必要がないのです。

そもそもトヨタホームの建物は気密性があまり高くないと思われるのと、スマートエアーズを設置する場合は、基本的に第1種換気がセットになるので、負圧をそこまで気にする必要はない気がしますが、いちよう逆止弁は設置する仕様のようです。

またスマートエアーズに限らず、通常の壁掛けエアコンでも室内が負圧になると、ドレイン配管から空気を吸い込む現象は同じなので、Amazonやモノタロウなどで後付けの逆止弁が販売されています。こちらの商品説明を見てみるとドレイン配管から虫が侵入することを防ぐ目的もあるようです。

スマートエアーズを導入されたお家での注意点

SmartAir-Failure1_04(出典:トヨタホーム)

故障の症状の項目にも記載しましたが、我が家のスマートエアーズ本体とドレイン配管は、毎日目にする場所に設置されていたので、漏水していることにすぐに気付くことができましたが、トヨタホームが推奨している標準の設置方法だと、上の写真のように本体の前面にガラリを設置して目隠ししてしまうので、漏水していても気付かない可能性が高いです。

恐らくフィルタ掃除の為にガラリを開けて初めて気付くことになるので、漏水した状態で1ヶ月放置してしまう可能性もあります。

そうなると床材が腐食したりカビが生えたりする可能性があるので、本体近くのドレイン配管に逆止弁が設置されている古い仕様のスマートエアーズの場合、我が家のように逆止弁に亀裂が入って漏水する可能性があるので、冷房運転している夏の時期はこまめに本体の様子を確認するのが良いと思います

トヨタホームのトラブル対応

最後にトラブルが発生した時のトヨタホームの対応について紹介します。

今回の件以外にも、建物のトラブルでトヨタホームのヘルプデスクに何回か電話したことがありますが、私のトヨタホームの対応の印象は悪くないと感じています。

まずヘルプデスクの電話は非常に繋がりやすいです。今まで「電話が混み待っているので、しばらくお待ち頂くか、時間をおいてからかけ直して下さい」といった自動アナウンスになったことはありません。

次に修理や点検の対応ですが、基本的には数日以内に対応して頂けます。今回の件では、電話をしてから3日後に修理担当の方が来て頂きました。恐らく緊急度合いによって対応のスピードも変わると思いますので、もう少し緊急性の高い案件であれば、早く対応してくれると思います。

あと基本的には、ほとんどの設備が10年保証なので修理対応頂いても費用が請求されることはありません。今回の件も無料で対応して頂きました。但し明らかにこちらに過失がある場合は費用が発生することもあります。

ゆいつ今回のトヨタホームの対応で気になったのは、修理対応の内容を決めるまでに3回も電話で症状の説明が必要だったことです。

スマートエアーズはトヨタグループのデンソーが製造している設備なので、基本的に修理の対応もデンソーが行います。ただ実際に修理対応して頂く担当の方は、デンソーの方ではなく下請けの電気工事業者の方になるので、まずトヨタホームのヘルプデスクに電話して症状を説明、次にデンソーの担当から折り返し電話があり、あらためて症状を説明、最後に実際の修理担当の方から電話があり、症状を説明して修理日程を決めるといった流れになります。

折り返し電話頂いても出れないこともあるので、できるだけ電話でやりとりする回数は減らして頂いた方が良いと感じました。

まとめ

今回はトヨタホーム全館空調(スマートエアーズ)が故障して漏水したので、その症状や修理内容について紹介してきました。

本体の故障ではなかったものの、あまりエアコンが壊れた経験がないので、7年目で故障しちゃったスマートエアーズの耐久性って大丈夫なの?と不安になりますので、トヨタホームには付属品も含めて耐久性を考慮した設計をして頂きたいと思いました。

ただ個人的には故障しても、その後の対応が良ければ気にならないので、今回は大きな被害がなく費用もかからなかったので、ネガティブな印象はありませんでした。

但し同じような故障が発生した場合に、気付くのが遅れると被害が拡大する可能性があるので、スマートエアーズを導入されているお家の方は、こまめにチェックすることをおすすめします。

今回紹介した記事以外にもスマートエアーズに関する情報やトヨタホームの情報を色々書いているので、よかったらリンク先の記事も読んでみて下さい。

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