【レビュー】マキタ 充電式草刈機|狭い庭の芝刈りと除草に抜群の使い勝手

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今回は、マキタ 充電式草刈機のレビュー記事です。

我が家の庭は天然芝を植えています。

天然芝は綺麗だし、触り心地もよく、とても気に入っているのですが、メンテナンスがとにかく大変です。

特に芝生を綺麗な状態に保つために芝刈りがとても重要で、夏の時期は最低でも月に1回、芝刈りをする必要があります。

我が家は、あまり庭が広くないので手押し式の芝刈り機を使って、芝生のメンテナンスをしていますが、ちょっとメンテナンスをサボって芝生の背丈が伸びてしまうと手押し式の草刈機では歯が立たなくなってしまいます。

こうなると負のループで、芝刈りが大変→サボる→庭が荒れる→やる気がなくなる→サボる・・・といった感じで、芝生がのびのびになってしまっているので、これは何とかしないとと思い、今回マキタの充電式草刈機を導入して芝刈りと除草をしてみたので、その使い勝手をレビューしたいと思います。

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マキタ草刈機のラインナップ

マキタの工具は凄く種類が多く、草刈機も充電式のモノだけで30種類以上、コード式やエンジン式のモノも入れると50種類以上あります。

この中で僕が比較検討した草刈機を簡単に紹介します。

型式MUR190UDZMUR189DZ
外観rechargeable-mower_02rechargeable-mower_01
駆動力モータ(バッテリ)モータ(バッテリ)
回転数0~3,500rpm(低速)
0~5,100rpm(中速)
0~6,000rpm(高速)
4,000rpm(低速)
5,000rpm(中速)
6,000rpm(高速)
連続運転時間約4時間(低速)
約1時間50分(中速)
約1時間20分(高速)
約2時間15分(低速)
約1時間30分(中速)
約1時間10分(高速)
チップソー樹脂刃
質量3.2kg2.8kg
価格29,000円(本体のみ)26,600円(本体のみ)
型式MUR181DZMEM2100U
外観rechargeable-mower_03rechargeable-mower_04
駆動力モータ(バッテリ)エンジン(ガソリン)
回転数7,800rpm最高7,700rpm
連続運転時間約45分
ナイロンコードチップソー
質量2.9kg3.9kg
価格14,700円(本体のみ)32,200円

僕の住んでいる地域は田舎なので、草刈機と言えば4つ目のエンジン式が主流で、畑や田んぼの雑草をウィーンウィーン言わせながら刈るイメージでした。

田舎とはいえ、さすがに住宅街でエンジン式の草刈機を使うのは騒音でご近所迷惑になるので、庭の芝刈りに草刈機を使う発想が無かったのですが、ホームセンターの園芸コーナーで芝刈機を見ていたところ充電式の草刈機が展示してあるのを見つけ、小型で低騒音とのことで今回充電式草刈機を購入してみることにしました。

芝刈りをするなら普通は芝刈機を買うと思いますが、我が家の庭は狭い上にシンボルツリーを何本か植えているので芝刈機では刈りにくいスペースが多いといった事情があります。

そこで今回、木の根元や建物のキワ ギリギリまで刈ることができる草刈機を使ってうまく芝刈りができないか、試してみることにしました。

マキタの18V充電式草刈機は、ザックリ先ほどの表に書いた3種類があります。他にもバッテリを2個搭載するタイプや電圧違い(40V,36V,14.4V,10.8V)のバッテリを使うシリーズなどもありますが、我が家は既にマキタの18Vバッテリを使う工具を持っているので、同じバッテリが使える18Vのシリーズから草刈機を選択しました。

1つ目に記載している「MUR190UDZ」は、エンジン式と同様の刃物(チップソー)を使った草刈機で、カタログでは「22mLエンジン式同等、プロ機に迫るパワー感」と紹介されている本格的な草刈機になります。

田んぼや畑の雑草や、20坪以上あるような広い庭を除草するのであれば、このくらい本格的なモノがあっても良いと思いますが、我が家のような狭い庭だとこんなに本格的な草刈機はさすがに持て余します。

2つ目の「MUR189DZ」は、戸建て住宅の庭で使用するのに最適なタイプとなっています。樹脂刃を採用しているので建物に刃が当たっても刃の方が曲がってくれて建物を傷つけることがなく安心してキワ刈りができます。家庭用ですが、3段階の回転数調整、自動変速機能、カラミトリ機能など上位機種と同様の機能を搭載しています。

3つ目の「MUR181DZ」は、18Vバッテリシリーズの中では最も低グレードの充電式草刈機です。回転数の調整機能はなく、刃物はナイロンコードのみとなっています。

今回、僕が購入したのは3つ目の「MUR181DZ」になります。充電式草刈機を使うのが初めてで、我が家の庭でうまく使いこなせるか未知数なところがあるので、失敗してもダメージが少ない1番安い草刈機を選びました。

Amazonや楽天などのECサイトで11,000円くらいで購入できるので、僕の中では失敗してもギリギリ許せる範囲の金額です。

レビュー

それでは「MUR181DZ」のレビューを紹介していきます。

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段ボールを開けるとこのように本体と付属品が入っています。(バッテリは自前です)

飛び石を防止するセーフティーカバーとグリップ、肩掛けベルトは自分で本体に取り付けます。

その他に予備のナイロンコードと安全メガネが付属しています。

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こちらが組み立て後の先端部分です。草刈機といえば、この先端部分に丸い金属のブレードが付いているイメージですが、ナイロンコード式は真ん中の円筒部分からちょろっと出ている白いヒゲのようなモノが刃物の代わりになります。

この白いナイロンコードを高速で回転させて、ムチのようにペチペチと雑草を叩いてカットするようですが、こんなので本当に切れるのかとても心配です。この心もとないナイロンコードは建物にぶつかってもダメージを与えないことは間違いなさそうです。

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今回、充電式草刈機を使って除草する1箇所目は、こちらの約5坪の庭になります。

雑草はそれほど生えていませんが、芝刈りをサボっているので芝生の背丈はかなり高くなっています。

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特に道路との境界線に植えているボックスウッドの根元は、芝刈機で刈りにくいこともあり、かなり芝生の背丈が伸びてしまっています。

そして充電式草刈機を使った芝刈りの結果がこちらです。

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1度バッテリーの充電を挟んで1時間半くらい作業した結果です。

伸びきった芝生を刈り込むには充電式草刈機は非常に有効です。

ボックスウッドの根元と建物の近くは、芝生がかなり伸びていたので軸刈りになってしまい茶色くハゲたようになっていますが、草刈機が悪いわけではなく、こまめに芝刈りをしていないことが問題なので、これから頻繁に芝刈りをして復活することを願いたいと思います。

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こちらはボックスウッドの根元になります。

この部分は通常の芝刈機では刈ることができないので、ずっと伸びっぱなしになっていましたが、草刈機で綺麗に刈ることができ、久しぶりに根元が見える状態となりました。

続いて2箇所目は、駐車スペース横の芝生と雑草の草刈りについて紹介します。

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このスペースも天然芝を植えていますが、正面の庭より日当たりが悪く、水やりもしていないので、芝生の密度が低く雑草が生えてしまっています。

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これくらいのスペースとこの程度の雑草であれば、車を移動させることなく、15分くらいで除草できました。

また建物と接するキワの部分も綺麗に刈り込むことができます。もちろん建物にダメージはありません。

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今まで建物のキワの部分は、こちらの芝刈り用バリカンでカットしていましたが、草刈機の方が圧倒的にラクです。芝刈り用バリカンは、しゃがんだ姿勢で腕を曲げ伸ばしし、バリカンを前後に動かして芝生をカットするので、腰や腕がかなり疲れます。これに対して草刈機は立ったままの姿勢で作業ができるのでかなりラクにキワの部分の刈り込みができます。

除草能力については申し分ないですが、草刈機は芝刈機と違って刈った芝や雑草が周囲に飛び散るので、草刈りのあと掃除が必要になるのが1つ難点かもしれません。

また他の方のレビューを見てみると、茎の太い雑草や気温が下がって木化していきているような雑草だと、ナイロンコード式の草刈機では歯が立たないとの情報もあるので、雑草の種類によっては今回僕が購入した充電式草刈機では、パワー不足になる可能性もありそうです。

次に除草能力以外の部分についてのレビューを紹介します。

□重さ
本体の質量は2.9kgありますが、肩掛けベルトがあるので、作業中に草刈機の重さで腕が疲れたりすることはありません。

□連続運転時間
スペックでは約45分となっています。この部分は正確に計測したわけではないので、なんとも言えませんが30分~45分でバッテリの充電がなくなるくらいだと思います。
我が家の庭のサイズであれば十分な連続運転時間です。

□騒音
エンジン式と比較すると静かですが、それでもそこそこの音がするので使い始めは近所迷惑になっていないか気になります。使い続けていると自分が慣れて気にならなくなります。
ジグソーやサンダー、ポリッシャーなどモーターを高速回転させて使う電動工具と同じレベルの騒音です。
電動ドライバーよりは、はるかにうるさいです。

□振動
草刈機のグリップ部分や肩掛けベルトでは、ほとんど振動を感じません。

□メンテナンス
先端のセーフィティーカバー内に除草した草が溜まりますが、ほうきやブラシなどで簡単に取れます。

□その他
使用していてナイロンコードが短くなってきた場合は「先端のスプールで軽く地面を叩くとナイロンコードが送り出されます」と説明書に記載されていますが、地面を叩いてもナイロンコードが伸びている感じがしないので、短くなってきたら、手動でスプールの先端を押しながらナイロンコードを引っ張って延ばしています。

マキタ充電式草刈機のメリット

マキタの電動工具の1番のメリットは、バッテリを他の工具と共用できるところですが、Amazonや楽天で売られている充電式草刈機を見ているとバッテリを含めても1万円以下で購入でき、マキタの充電式草刈機より安価なモノがたくさんあります。

安価な充電式草刈機がダメなのかと言われるとそんなことはないと思いますが、マキタの電動工具の良いところとして、工具が壊れてしまった場合の交換部品が簡単に手に入るという利点があります。

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こちらは今回僕が購入した充電式草刈機「MUR181DZ」のパーツで、モノタロウで簡単に手に入れることができます。

電動の草刈機だとブレードの部分に雑草が絡まり、モーターに過剰なトルクがかかって焼けてしまうなんてことがありえると思いますが、マキタの充電式草刈機であれば、モーターだけを1,547円で取り寄せて交換することができます。

知らないメーカーの電動工具だと、なかなか修理パーツが売られていることがないので、もし壊れてしまった場合は、そこで終了。あらためて買い直すと結果的に高くつく可能性もあるので、長く使うことを考えるとマキタの電動工具はの方がトータルのコストは安くなるかもしれません。

まとめ

今回は、マキタの充電式草刈機のレビューを紹介してきました。

狭い庭や木をたくさん植えていて、芝刈機では芝生のメンテナンスが難しい場所では、充電式草刈機での芝刈りが結構おすすめです。

綺麗に長さを揃えるのは、少し難しいかもしれませんが、キワの部分も簡単に刈り込むことができるので、これから我が家の芝刈りに重宝しそうです。

のびのびになっていた、ボックスウッドの根元の芝生や建物近くの芝生は、軸刈りになってしまい茶色くハゲたような感じになってしまいましたが、この部分は定期的にメンテナンスして今年の夏中に復帰できるか、またレポートしたいと思いますので、楽しみにしていて下さい。

今回紹介したマキタ充電式草刈機の記事以外に、我が家の外構を紹介しる記事やマキタのハンディークリーナーを紹介する記事なども書いているので、よかったらリンク先の記事も読んでみて下さい。

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