今回は我が家の1番の後悔ポイント、自転車置き場がないことについて紹介させて頂きます。
お家を建てて5年、今のところ大きな失敗や後悔は無いのですが、自転車置き場がないことについては、かなり後悔しています。あとちょっとこうしておけば、この場所を自転車置き場にできたのに、と思う箇所が何カ所かあり、スゴく残念に思っています。
我が家は共働きで、僕も妻も自動車を運転し、マイカーを2台持っています。田舎ですが1時間6~8本電車が停まる駅に徒歩7分の距離にあり、僕は電車で通勤しています。この為、僕と妻は生活する上で自転車は必要ありませんが、子供には自転車が必要になる可能性があります。
今はまだ小学校なので、週末散歩に行くときに乗るくらいですが、中学生になったら友達と自転車で出かけることもあると思います。また高校生になったら自転車で通学する学校を選ぶかもしれません。家を建てるときに、子供の自転車のことを全く考えていなかった訳ではないのですが、何とかなるだろうと思いお家設計で何も考慮しませんでした。
結果的に我が家には、自転車を置く場所が無く後悔しているので、これからお家設計される方に、同じような後悔がないよう我が家の後悔ポイントを紹介させて頂きます。
さらに自転車を置く場所が無いなかで、苦肉の策で作ったサイクルポートにも色々失敗があり使いにくく、これまた後悔ポイントになっているので、こちらも合わせて紹介させて頂きます。
我が家の外構紹介
まず我が家の外構を簡単に紹介させて頂きます。
駐車場:縦並びで2台駐車、カーポート設置
ウッドデッキ:2m×4mくらいで、お家プールなどの時に活躍
庭:天然芝+シンボルツリー3本、芝生をキレイに育てるのも趣味の1つ
倉庫:駐車場の後ろにイナバ物置を設置
建物の外周:西側と北側は幅約75cm砂利敷き
(駐車場や庭のスペースを広く取れるよう、建物は可能な限り北西に寄せました)
外構費用:293万円
外構については、また別の機会に詳しく紹介させて頂きたいと思います。
駐輪場を考えた外構プラン
自転車のことを考えずに、やりたいことを目一杯つめこんでしまったので、結果的に自転車を置けそうな場所が、ほとんどなくなってしまいましたが、お家を建てるときに少し工夫しておけば、今の外構や建物の設計をほとんど変えることなく、自転車置き場を確保する方法があったので、今更考えた自転車置き場を考慮した外構プランを紹介させて頂きます。
□駐輪場を考慮した外構プラン①
駐車場と建物の間を駐輪場にするプラン
今の外構でもその場所に自転車を置けば良いんじゃない!?と思われるかもしれないですが、これが後悔のポイントで、この場所は、下の写真のように、カーポートの屋根がなく、雨の日は自転車が濡れてしまいます。
この場所を雨に濡れない自転車置き場にできるように、カーポートの屋根をもう少し延ばして、下の写真のように建物の外壁と接触させるタイプのカーポートを設置、芝生の部分を土間コンクリートにして、サイクルスタンドを設置すれば、縦列に3台分くらいの駐輪場とすることができました。
このプランを採用する場合は、お家を建てる際に、ハウスメーカーが提携している外構屋さんに依頼することをおすすめします。建物の外壁にカーポートの屋根を固定することになるので、後付けで設置すると建物の保証が切れてしまう可能性があります。トヨタホームの場合、外壁は定期点検を受けることで最長60年まで保証されますが、追加工事を実施した箇所から、ひび割れや水漏れなどがあった場合は保証の対象外になるので後付けで外構工事をする場合は注意して下さい。
ちなみに我が家の縦2台分のカーポートは工事費込みで41万円しましたが、壁付けタイプのカーポートでも値段は、ほとんど変わりません。ただ今から作り替えるとなると、同等の金額がかかる+建物本体の外壁保証が切れてしまうので、家を建てたときに設置しておけばと非常に後悔しています。
□駐輪場を考慮した外構プラン②
建物を25cm東に移動し、西側のスペースを広げて駐輪場にするプラン
標準的な自転車の横幅が60cmの為、現状の75cm幅のスペースでも自転車を置くことはできましが、下の写真のようなサイクルポートを設置すると、サイクルポートの柱部分は、幅が狭くなり自転車の出し入れがしづらくなります。この為、建物を25cm移動しフェンスと建物の間に1mのスペースを作れば十分な自転車置き場を設置することができます。
こちらも先ほどのカーポートと同じで、お家を建てるタイミングで設置すれば、壁付けのサイクルポートを設置することができるので、最初からプランに組み込むことをおすすめします。
□駐輪場を考慮した外構プラン③
自転車が駐輪可能な倉庫にするプラン
下の写真のように、倉庫と駐輪場がセットになった物置が販売されているので、このタイプの物置にすれば駐輪スペースが準備できます。
駐輪場の問題点
いま自転車置き場が必要だという前提で考えれば、色々な外構プランが思い付きますが、残念なことに今更どうしようもありません。結果的に我が家には、自転車を置くスペースがないのですが、娘が小学生になったタイミングで新しい自転車を買ってあげたかったので、なんとか苦肉の策で駐輪場を作りました。
駐輪場にしたのは、先ほどの外構プラン②と同様で、建物西側のスペースにサイクルポートを設置し自転車を置くことにしました。実物は下の写真のようになっていて、ぱっと見はちゃんとした駐輪場に見えます。
ただこの駐輪場、非常に使い勝手が悪いので、その残念ポイントを紹介します。
1.やっぱり幅が狭かった
幅が75cmあれば、自転車を通すことはできますが、サイクルポートの柱が約13cmとかなり幅をとっているので、この柱の部分は、通路の幅が62cmと狭く通過するのに自転車を傾ける必要があります。写真で見て頂いてわかるように、サイクルポートのサイズに対して柱がやけに太いのは、自立タイプのサイクルポートの為で、柱が頑丈にできています。これが屋根を壁付けするタイプであれば、柱と壁の2辺で屋根を支えるので、柱は半分くらい太さでよくになりますが、住み始めて4年で外壁の保証をダメにしてしまう勇気もなく、自立タイプのサイクルポートを設置することにしました。
2.砂利敷きの地面には自転車を停めるのが困難
サイクルポートを設置する際、予算をケチって地面は砂利敷きのままにしましたが、自転車のスタンドが砂利の中にめり込んで、倒れてしまいます。とりあえず応急処置としてホームセンターでブロックを購入して、地面に設置していますが、平らに敷くのが難しく、でこぼこしてしまっているのが残念です。
ちなみにこのサイクルポートの設置費は15万でした。もし壁付けするタイプであれば、12万円くらいで、さらに柱も細くなるので、この場所に駐輪場を設置するにしても、やはりお家を建てるタイミングで設置しておくべきでした。
今のところ、週末の散歩に行く際に出し入れするくらいなので、なんとかなっていますが、子供が高校生になって、毎日自転車で通学するようになった場合は、さすがに出し入れが面倒なので、別の場所を考えてあげないといけないと思っています。
まとめ
今回は、我が家の1番の後悔ポイント、自転車置き場がないことについて紹介させて頂きました。
もしかすると、都心に、お家を建てる方は、自転車が必要ない場合もあるかもしれないですが、自分が自転車に乗る機会が無くても、子供が乗る可能性があるのであれば、お家を建てるタイミングで、将来、駐輪場をどこに設置するかまで考えておくことをおすすめします。
子供の為に設置するのであれば、使用する期間は10年もないかもしれないですが、お家を建てる時に少しでも考慮するのと,しないかでは大違いです。我が家のように、お家を建てる際に一緒に準備しておけば、費用もほとんど変わらずに、自転車を置くスペースが準備できる場合もあります。外構はお家設計の中でも最終章で、お疲れの方もいると思いますが、自分たち家族に駐輪場が必要ないか、ちょっとだけ考えてみて下さい。
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