一戸建てにシャッターは必要?絶対 電動シャッターがおすすめ。住んでみて気付いた注意点

shutterマイホーム
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今回は、一戸建てにシャッターが必要か考える内容です。

僕も妻も、実家にシャッターがあったので、一戸建の窓にシャッターが付いているのは、当たり前だと思っていました。

ところが、マイホームの検討を進める中で、トヨタホーム営業担当のS氏から「シャッターって必要ですか?見積りに入れます?」と質問されました。

「っえ!!シャッターなしとか、そんな選択肢あるの?」と思ったのですが、S氏によると「最近は付けない人も多いですよ。窓の性能が上がってるので、シャッターって意味ないんですよ」とのこと。

S氏はやや適当なところがあり、にわかに信じがたかったので、自分で色々調べて、結果的にシャッターを付けることにしました。

そのとき、調べた内容と実際に住んでみて気付いたこと、あと我が家のシャッターで2つ失敗したと思っていることがあるので、その辺りを紹介させて頂き、これからマイホームを設計される方に、参考にして頂ければと思います。

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シャッターのメリット・デメリット

シャッターって、そもそも何のために必要なんでしょうか?僕のイメージは台風の時に窓を守るための雨戸の役割が強かったのですが、みなさんはどうですか?防犯目的って方も多いと思います。

僕の家は新興住宅地で、周りの家も、ここ5年くらいの間に建った家ばかりですが、2~3割くらいのお家はシャッターを設置していません。ではシャッターの無い家は防犯に弱いのかと言うと、そうでもない最近の事情なども合わせて紹介させて頂きます。

1. 防犯性
2. 風や雨から建物を守る
3. 遮光性
4. 断熱性
5. 防音姓

シャッターのメリット1つ目は、防犯性です。
一戸建て空き巣被害で、2番目に多い侵入方法が、窓ガラスを破っての侵入とのデータがあります。また空き巣は、侵入に5分以上かかると諦めるとのデータもあり、このことからシャッターは防犯対策として有効であると言えます。
ただ最近は、シャッターを付けない家が増えていますが、これは防犯対策を諦めているわけではなく、窓ガラスの防犯性能が向上し、防犯対策としてシャッターを付ける意味がなくなってきている為と考えられます。
トヨタホームに関しては、下の写真のように窓ガラスが3層構造になっていて、室内側2枚の板ガラスに挟まれた特殊フィルムが防犯フィルムとなっています。この為、ガラスが簡単に割れず、防犯性に優れた窓ガラスになっています。

security_glass

この為、窓ガラス単体でも防犯性能が高く、シャッターが無くても問題ないと言えます。

但し、上記は一般的な話で、防犯性能の高い窓だと、必ず空き巣の被害を防げるわけではありません。
空き巣からしてみると、シャッターのある家と、ない家があった場合、適当に侵入するなら、シャッターがない方を選ぶので、シャッターがあるだけで、ターゲットになりにくくなる効果もあります。

僕は防犯性を考えた場合、周りの家と合わせることをおすすめします。
周りの家が、みんなシャッターを閉めているのに自分の家だけシャッターがないと、空き巣のターゲットになりやすくなるので、シャッターを設置した方が良いと思います。

シャッターのメリット2つ目は、風や雨から建物を守る効果です。
もともとは、この目的で雨戸の変わりとして一戸建てに取り付けられました。ただ防犯性と同様、窓の性能が向上し、台風などの風圧で割れることはないので、この目的で絶対に必要というわけではないと思います。
また最近のシャッタはアルミ製でかなり薄くできているので、強風でモノが飛んできたときに、シャッターを突き破られる可能性があり、窓を守る効果は、そこまで大きくはないと言われています。
今どきのシャッターは下の写真のように、シャッターケースが小さく、かなりスッキリしています。その分、シャッター自体は薄くなっているので、軽い衝撃でも曲がってしまうリスクがあります。

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ただ、風や雨に対してメリットが全くない分けではなく、雨のときにシャッターを閉めておくことで、窓が汚れなかったり、シャッターを数十cm開けた状態で窓を開けることで、雨の進入を防ぎつつ、お家の換気をすることができるなどのメリットもあります。

シャッターのメリット3つ目は、遮光性です。
遮光性は、カーテンを選ぶときに遮光等級を気にすると思いますが、シャッターは遮光等級1級以上に光を遮ってくれるので、カーテンをつける必要がなくなります。カーテンがないとインテリア的に不自然になるので、カーテンは残すとしても遮光等級を気にせず、デザイン重視でカーテンを選ぶことができます。
下の写真は日中にシャッターを閉じて撮った写真です。光は完全に遮られています。

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シャッターのメリット4つ目は、断熱性です。
最近の窓はペアガラスやトリプルガラスで断熱効果を高めていますが、それでも窓からの熱損失は大きいのですが、シャッターを閉めることで風が窓に直接当たるのを防ぐことができ、窓からの熱損失を低減することができます。

シャッターのメリット5つ目は、防音性です。
YKK APのホームページによると、シャッターで外の騒音を30dB低減する効果があると記載されています。
30dB低減がどの程度かと言うと「騒々しい街頭・セミの鳴き声」の70dBが「図書館」の40dBまで低減できることになります。かなりの効果です。なので寝室にはシャッターをつけることをおすすめします。

次にシャッターのデメリットです

1. 導入にコストがかかる
2. 開閉時の音がうるさい
3. メンテナンスが必要
シャッターのデメリット1つ目は、コストです。
当たり前ですが導入にはコストがかかります。どんな設備を導入するときも、コストに見合うだけのメリットがあるかを考えると思いますが、シャッターも同じです。
トヨタホーム標準のシャッターは、手動で約50,000円、電動で約100,000円くらいします。
我が家は、6カ所の窓にシャッターを取り付けていて、総額445,080円でした。
シャッターのデメリット2つ目は、シャッター開閉時の音がうるさいことです。
手動のシャッターだと開閉の際に「ガラガラガラー」ってなかなかの音がします。
シャッターのデメリット3つ目は、メンテナンスが必要になります。
それなりに高い設備なので、長持ちさせようと思うと、シャッターを定期的に掃除する必要があります。

住んでみて気付いた注意点

僕の家は、共働きで昼間、お家に誰もいない時間が長いので防犯面を考えてシャッターを導入しました。

実際にシャッターを導入したお家に住んで気付いたことがあるので、これからお家の設計をされるかたにアドバイスさせて頂きます。

1つ目は、白色のシャッターは汚れが目立つので避けた方が良いです
下の写真でシャッターケースに黒い雨染みが付いているのが分かりますか?
これがガンコでなかなか落ちません。ケルヒャーで高圧洗浄しても、中性洗剤で洗っても汚れが落ちません。
周りのお家を見ていると「シャイングレー」だと、汚れがほとんど目立っていないので「シャイングレー」を選択する方が良いと思います。

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2つ目は、手動のシャッターだと開閉が面倒で、あまり使わなくなります。
僕の家は6カ所のうち4カ所が電動、2カ所を手動にしました。手動の2カ所は子供部屋で、ほとんど使ってないのですが、今のところ5年住んでシャッターを開けたのは、10回くらいです。残りの電動シャッターは毎日開閉しています。電動にしておけばよかったと後悔しています。

一戸建てにシャッターは必要?

メリット・デメリット色々書きましたが、それなりに高価な設備なので、絶対におすすめとは言えませんが、我が家のように、家に人がいない時間が長いお家はセキュリティー面を考えて、シャッターを導入するのはありだと思います。我が家のシャッターは、6カ所で総額445,080円かかりましたが、セコムに入るのと比較すると6年弱でシャッター代を超えるので、単純な比較はできませんが、防犯目的のシャッターはありだと思います。

昼間シャッターが閉まっていると、家に人がいないのがバレバレで逆に空き巣に狙われるのでは?と心配される方もいると思いますが、空き巣は、ある程度下見をして、狙った家の生活パターンなどから人がいない時間を狙って犯行しているらしいので、あまり関係ないようです。それよりも侵入にかかる時間を考えて、よほどお金があることが分かっていなければ、シャッタが閉まっている家を狙わないので、防犯効果はあると思います。

おすすめは電動シャッター

シャッターのデメリットの部分でも記載しましたが、手動シャッターだと開閉が面倒で、普段あまり開閉をしなくなってしまいます。それだとシャッターのメリットが活かせないので、シャッターを導入するなら電動がおすすめです。手動と電動だと価格は2倍程度しますが、それだけの価値はあると思います。

参考に我が家の同じサイズの窓(1519サイズ)で手動のシャッターの価格が45,140円、電動のシャッターの価格が84,400円になります。

さらに、電動と合わせてもう1つおすすめしたいのが、電動シャッターの一括操作機能です。
下の写真で右側はシャッターの個別操作スイッチで、左側が一括操作スイッチです。トヨタホームだとこの一括操作スイッチで4カ所まで同時に開閉できます。
この一括操作スイッチはシャッターの近くに設置する必要がないので、2階のシャッターを1階の一括操作から開閉できるようにしておけば、シャッターを開け閉めするのに、わざわざ各部屋を回る必要がなくなり便利です。

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このシャッターの一括操作には、一括操作用のコントローラーが必要で、上の写真のようにコンセントパネルの一部に、コントローラーが埋め込まれます。また、このコントローラーはHEMSと連携でき、HEMSでもシャッターの一括操作ができるようになるのと、「ラ・ロック」の記事で紹介した「TSC-HEMS」を使うと、外出先からもシャッターの開閉をすることができます。

TSC-HEMSの詳しい情報はトヨタホーム オリジナル電子錠 ラ・ロックを紹介する記事に記載しているので、よかったみてみて下さい。

まとめ

今回は一戸建てのシャッターについて紹介させて頂きました。

窓ガラスの防犯性や強度が上がっていることから、シャッターが必ずしも必要なくなってきていますが、それでもシャッターは付けるメリットは色々あるので、導入価格以上のメリットを感じられれば、導入するべきだと思います。

導入するなら、お家を建てる時がベストです。リフォームでも後付けも出来ますが、新築で付けるよりもコストが高くなります。またシャッターを導入するなら、電動が断然おすすめです。

 

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