トヨタホーム外壁の汚れやすい場所と対策方法|建物の形状で外壁の汚れを軽減する方法紹介

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今回はトヨタホーム外壁の汚れやすい場所と対策方法について紹介します。

我が家は家を建てて6年目になりますが、トヨタホーム オリジナル外壁のニューセラミックウォールと外壁塗装HDセラコートの性能が良いのか、いまのところ外壁に目立った汚れはありません。

「6年経っても外壁はキレイです」だけだと、ここで話が終わってしまうので、汚れている箇所がないか建物を細かくチェックしてみたところ、何カ所か汚れがついている場所を見つけたので汚れている理由と合わせて紹介したいと思います。

今回紹介する外壁の汚れは、ある程度汚れる原因が推測できていて、お家を設計するときに建物の形状や住宅設備の選択で対策できる内容なので、基本的に汚れにくいトヨタホームの外壁ですが完全に汚れない外壁を目指して、お家づくりの参考にして頂ければと思います。

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化粧胴差の汚れ

1箇所目は化粧胴差の汚れです。

「化粧胴差」いきなり見慣れない言葉ですが「けしょうどうさし」といって、1階と2階の外壁の間に取り付けられる帯状の板のことをいいます。下の写真に青矢印で示した部分が化粧胴差です

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これはトヨタホームが採用しているユニット工法の特徴でもありますが、建物の外壁は工場でユニットに取り付けているので、ユニットを組み上げると既に外壁が完成していて、現場で外壁ボードを取り付ける作業がありません。

但し、ユニットとユニットのつなぎ目になる部分には、どうしても外壁に隙間ができるので、隣合うユニットとの外壁の隙間はガスケットで埋め、1階と2階のユニットの隙間は化粧胴差で埋めています。

その為、2階建て以上のお家では、化粧胴差が標準で装備されるので、9割以上のトヨタホームのお家には、この帯状の板が付いています。

化粧胴差を使わずに外壁パネルで1階と2階の隙間を埋めて仕上げる方法もあるようなのですが、化粧胴差が標準装備なので、トヨタホームで化粧胴差がないお家は非常に珍しいです。

本題の外壁の汚れの話に戻りますが、下の写真で青矢印の部分に比べて赤矢印の部分の化粧胴差が少し汚れているのが分かりますか?

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拡大するとこんな感じです。

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化粧胴差は壁から出っ張るかたちで板が取り付けられているので、化粧胴差の上に砂やホコリがたまります。そこに雨が降ると水で砂やホコリが流れ出して化粧胴差の側面が汚れています。

先ほどの写真で青矢印の部分は屋根の軒下になっているのに対して、赤矢印の部分はルーフバルコニー部で化粧胴差の上に屋根がないので雨に濡れやすく汚れが流れ出しやすい場所であると考えられます。

このことから外壁が汚れにくいお家にするには、化粧胴差が軒下から出ないような建物の形状にするとよいと思います。

ただバルコニーを設置すると軒下よりも外壁が外に出てしまうので、その場合は化粧胴差を使わずに外壁ボードで1階と2階の隙間を埋める仕上げにするか、我が家のようにタイル外壁を採用することで対策することができます。

ちなにみトヨタホームは、フラットルーフのお家も多く見かけますが、フラットルーフだと軒がないので、ほとんどのお家で化粧胴差の部分が汚れています。

なので外壁の汚れが気になる人は、フラットルーフは避けて軒のある屋根を採用した方が良いと思います。

換気扇外部フードの汚れ

2箇所目は換気扇外部フード部分の汚れです。

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トヨタホームの換気扇外部フードは、上の写真のような形状をしています。

この写真はトイレの換気扇の外部フードですが、どの場所の外部フードもフードの下の部分に斜めの板が付いています。

この斜めの板の役割は、恐らく家の中から排気した空気が外壁から離れるようにして、排気に含まれる汚れで外壁が汚れないようにしていると思われます。

特にキッチンの換気扇の排気は、油分や食材を焼いたときのススが含まれているので、換気扇外部フードの周囲が汚れているお家を見かけることがありますが、我が家は月に2,3回しか揚げ物をしないからか、この外部フードの斜めの板のおかげか、換気扇の外部フード周りの汚れはありません。

但しトヨタホームの換気扇外部フードは、全て先ほどのような形状と言うわけではなく、下の写真のように排気を横から出すタイプのフードもあります。

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この写真だと分かりにくいですが、換気扇外部フードの右側の外壁が黒く汚れています。実際の外壁は写真よりもはっきりと換気扇の外部フードから汚れが出て付着しているということが分かります。

同じ分譲地内のトヨタホームのお家なので、築年数は僕のお家と同じ5~6年くらいになります。

僕の持っているトヨタホーム住宅設備のカタログには、この換気扇外部フードの記載がなかったので、どの換気設備を選ぶと、この外部フードになるかまでは分かりませんが、排気が横に出るタイプの換気扇外部フードは避けた方がよさそうです。

インターネット回線引込口の汚れ

3箇所目はインターネット回線引込口下の汚れです。

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この写真は先ほど紹介した化粧胴差です。赤矢印で示した部分だけ軒の下にも関わらず汚れています。

この汚れは青矢印で示したインターネット回線引込口から垂れて付着した汚れと思われます。

この汚れは我が家だけではなく、同じ分譲地内のトヨタホームのお家の3割くらいで見かけられます。

我が家の汚れは言われないと気付かないレベルですが、汚れが酷いと引込口から1mくらい壁に黒い筋が付いてしまっているお家もあります。

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また同じ場所に電気配線の引込口もありますが、明らかにインターネット回線の引込口の方が黒く汚れており、この汚れが雨の日に垂れて化粧胴差を汚しています。

この汚れの原因については、よく分からないので根本的な対策の提案はできませんが、インターネット回線引込口下の外壁に汚れが付いていないお家の特徴をみていると、軒と引込口が近い方が比較的汚れていない傾向があります。

我が家の場合、引込口を妻側に設置しているので軒から引込口までの距離がありますが、平側に設置すると軒のすぐ下に引込口が設置され雨に濡れにくく汚れが垂れにくいと考えられます。

またインターネット回線引込口の真下に出っ張りを作らないのも汚れを軽減する1つのポイントです。

我が家の場合、化粧胴差の1cm程度の出っ張りなので汚れが付いている部分が少ないですが、引込口の真下に2階水回りの配管が設置されているお家は、配管カバーがかなり出っ張るので、引込口から垂れた汚れが全て配管カバーに当たってしまい、かなり外壁が汚れているお家も見かけます。

ちなみに我が家はNTTの光回線を利用していますが、電力会社系列の光回線を利用されているお家でも引込口下に汚れが付いているので、回線業者の違いはないようです。

電気メーターボックスの汚れ

4箇所目は電気メーターボックスの汚れです。

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5年も経つとメーターボックスはかなり汚れてきます。また色も白っぽくなってきます。

こちらの写真は同じ分譲地内のミサワホームで建てられた方のお家のメーターボックスです。我が家のメーターボックスも同じように汚れていますが、建物の裏側にメーターボックスを設置した為、自分の家のメーターボックスが撮影できなかったので、近所のお家のメーターボックスを撮影させて頂きました。

これに関してはマメに掃除するしかないと思います。最近はちょっとカッコ良い形状のメーターボックスもありますが、素材はプラスチックなので汚れはつきますし、色あせもおきます。

我が家の場合、以前こちらの記事で紹介させて頂いたように、メーターボックスを建物の正面から見えない位置に設置しているので汚れが気になりません。

このように最近の電気メーターは見える位置に設置する必要がないので、建物の裏側など汚れていても気にならない位置に設置してしまうのが良いと思います。

まとめ

今回はトヨタホーム外壁の汚れやすい場所と対策方法について紹介してきました。

基本的には汚れにくいトヨタホームの外壁なので、お家を設計するときにあまり気にしていなくてもキレイな状態が長続きしますが、細かい部分を少し工夫するとさらに汚れが付きにくくなるので、これからお家を建てられる方は、設計の際に参考して頂ければと思います。

ちなみにコケやカビで汚れてしまった外壁は、以前紹介したワンストップスプレークリーナーという洗剤で一瞬にしてキレイになるので、既にお家を建てられて外壁の汚れが気になっている方は、こちらのリンク記事も読んでみて下さい。

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