FIX窓(はめ殺し窓)とは?メリット・デメリット|本当にその窓、開く必要ありますか?

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今回は、FIX窓(はめ殺し窓)の使いどころについて考えていきます。

FIX窓とは、その名の通り「固定窓」→「開かない窓」のことになります。

開かない窓って何?何のために開かない窓を選ぶ必要があるの?と思われる人もいると思うので、FIX窓の特徴、メリット・デメリットから説明させて頂き、我が家で採用したFIX窓の紹介をしていきます。

また実際に住んでみて気付いた、我が家の開かずの窓も紹介させて頂くので、これからお家設計をさせる方に参考にして頂ければと思います。

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FIX窓(はめ殺し窓)の特徴、メリット・デメリット

一般的に「窓」と言うと、開け閉めができ換気をするイメージがあると思いますが、今回紹介するFIX窓(はめ殺し窓)は、開け閉めができない、採光を主な目的とした窓になります。

お家を建てる際、普通の開閉できる窓を設置しておいて、実際に住んでみて開ける必要がなければ、閉めっぱなしにしておけば良いような気もしますが、あえて開け閉めできない窓を選ぶのには、それなりのメリットがあるからです。まずはFIX窓のメリットから紹介していきます。

・窓ガラスの枠部分がなく、開口面積が広くなる
・防犯性、安全性が高い
・機密性が高く、断熱効率を高めることができる
・コストが安く抑えられる
・網戸がなく、掃除が簡単

FIX窓のメリット1つ目は、窓ガラスの枠部分がなく、開口面積が広くなることです。

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上の2つの写真は、我が家の寝室とリビングの窓でサイズは同じ1500mm×400mmになります。
並べて見ると直ぐに気付くと思いますが、下の写真(リビングの窓)は、ガラスに縁がなく開口面積が広い為、光をたくさん取り込める明るい窓になります。デザイン的にもシュッとしていてカッコいいですよね。

このリビングの窓は「横すべり出し窓」で、実は開閉できるのですが、FIX窓もイメージ的にはこんな感じになります。

FIX窓のメリット2つ目は、防犯性、安全性が高いことです。

そもそも窓が開かないので、閉め忘れることがないのと、泥棒がガラスを割って鍵を開けようとしても、鍵がないので、侵入することが難しく、通常の窓より防犯性能が高いと言われています。

また、窓ガラスが固定されているので、子供がぶつかったり、無理な方向に力をかけても、窓が枠からはずれる心配がなく、安全性も高いと言われています。

FIX窓のメリット3つ目は、気密性が高く、断熱効率を高めることができます。

最近の窓は気密性が高くなっていますが、一般的に引き違い窓は、どうしても可動部に隙間が出来る(隙間が無いと、そもそも動かない)ので、気密性が低下し断熱効率を落としてしまいますが、FIX窓の場合、隙間が無いので、機密性が高く、断熱効率を高めることができます。

FIX窓のメリット4つ名は、コストを安く抑えることができます。

同じサイズの開閉できる窓とできない窓を比較すると、もちろん開閉できない窓の方が構造がシンプルで価格も安くなります。参考にトヨタホームの見積だと、下の写真(我が家の階段ホール)の窓、サイズ:500mm×1000mmが、開閉可能な場合、52,600円なのに対して、FIX窓にすると、32,300円と20,300円も安くなります。

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FIX窓のメリット5つ目は、網戸がないので掃除が簡単になります。

開閉できる窓には、必ず網戸が付いてきますが、FIX窓の場合、網戸はありません。後ほど詳しく紹介しますが、我が家では、新築してから5年間、ほとんど開けたことのない窓が、何カ所かあるのですが、開けたことのない窓でも、網戸にはホコリがたまるので、掃除をする必要がありますが、網戸の掃除は結構面倒なので、網戸がなく、網戸の掃除が不要になるのは、大きなメリットだと思います。

次にFIX窓のデメリットを紹介していきます。

・換気したくても開けられない
・窓の外側を掃除するのが難しい

FIX窓のデメリット1つ目は、開けたくても開けられないことです。

当たり前のことですが、開閉できる窓を閉めっぱなしにしておくことはできますが、開閉できない窓を開けることはできないので、お家設計の際に、しっかり考えておかないと、住み始めてから後悔してもリフォームするしかなくなってしまいます。

FIX窓のデメリット2つ目は、窓の外側を掃除することが難しいことです

開閉できる窓の場合、窓を開けて室内から外側を掃除することもできますが、FIX窓の場合、屋外から掃除する以外、掃除する方法がないので、特に高い位置に設置する窓などは、注意が必要です。
どうしても高い位置にFIX窓を設置したい場合は、すりガラスにして、外側の汚れを目立たなくするのがおすすめです。

我が家のFIX窓紹介

色々メリットを書きましたが、我が家では、お家設計の最終段階でコストダウンとして、FIX窓を取り入れました。

「この窓って本当に開けるかなぁ」と、自分たち家族の普段の行動や性格も想像しながら決めました。

我が家のFIX窓1箇所目は、先ほど4つ目のメリットで、写真を掲載した階段ホールの窓です。最初の設計では開閉できる窓になっていましたが、かなり高い位置にあり、直接開閉することができないので、チェーンを垂らして開閉するタイプでした。そもそもチェーンが垂れているのがダサイのと、子供がチェーンで遊んで危険になると考えてFIX窓にしました。

2箇所目は、洗面所の窓です。下の写真のように我が家の洗面所の窓は、洗濯機の背面に位置していて、そもそも開けにくい位置にあるので、おそらく開閉することがないだろうと考えてFIX窓にしました。また、洗面所はホコリが多く発生する場所でもあるので、網戸があると頻繁に掃除が必要になることが想像できるので、掃除を楽にする意味でもFIX窓を選択しました。洗面所は湿気がこもりやすいので換気しなくて問題ないのか?と思われる方もいると思いますが、我が家は洗面所の天井に第1種換気設備の本体(トヨタホームの設備名でピュアセントラル24と言う設備)を設置したので、常に洗面所から室内の空気を排気していて、結果的に湿気がこもることはありませんでした。このように、洗面所をFIX窓にする場合は、換気設備などと組み合わせることをおすすめします。

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住んで気付いた開けない窓

色々考えた結果、先ほど説明した2箇所をFIX窓にしましたが、実際に住んでみると、他にも開けない窓が何ヶ所かあることに気付いたので、これからお家を建てられる方に、参考にして頂けるよう紹介します。

5年住んで数回しか開けていない窓、1カ所目はリビングの横すべり出し窓です

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窓の中心が1,700mmと高い位置にある窓なので、少し開けずらいことが一番の要因だと思います。
下の図面で赤丸が該当の窓になります。LDKを換気したいときは、青丸で示した窓を開けると部屋に十分風が通るので、今のところ、この窓を開ける機会は、ほとんどありません。

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5年住んで数回しか開けていない窓、2カ所目は寝室の引き違い窓です。

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こちらも、先ほどの窓と同じで、高い位置にあることと、この窓以外で換気が十分にできてしまうことが、開けない要因となっています。

5年住んで数回しか開けていない窓、3カ所目はトイレの窓です。

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えっ!トイレの窓って開けないんですか!?って思われると思いますが、開けません!!むしろ開けちゃだめでした。今の住宅は24時間換気が義務づけられている為、我が家では第1種換気設備を導入しています。第1種換気は吸気も排気もファンを使って強制的に換気するシステムですが、このトイレは24時間換気設備の排気ファンに近い位置にある為、窓を開けると基本的に外から中に空気が入ってきます。トイレの窓を開けて臭いや雑菌を外に出したいのに、窓を開けるとトイレの空気が家の中に入ってきてしまうので、基本的にトイレの窓はあけません。トイレの換気はトイレ用の換気扇を24時間稼働して換気をします。

これからお家を設計される方は、導入する換気設備の種類や位置などで、家の中をどのように空気が流れるか考えて、トイレの窓を開けるかを決める必要があると思いますが、基本的には開けないのが正解だと思います。

5年住んで数回しか開けていない窓、4カ所目は玄関とシューズクロークの窓です。

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玄関の窓を開けない理由の1つは、普段長く滞在するスペースではないので、あまり空気の状態を気にしていないことが理由だと考えています。我が家の玄関は別のWeb内覧会記事で紹介しているので、詳しくはリンク先の記事をチェックしてみて下さい。

2つ目の理由は、我が家が全館空調を導入しているので、玄関ホールも快適な温度に保たれている為と考えています。こちらも別記事で我が家の全館空調を詳しく紹介しているので、詳しくはリンク先をチェックしてみて下さい。

まとめ

今回はFIX窓(はめ殺し窓)について、紹介してきましたが、お家設計の参考になりそうでしょうか?

記事の途中にも記載しましたが、今の住宅は24時間換気が義務づけられていて、基準としては「1時間で室内の半分の空気が入れ変わること」となっているので、積極的に窓を開けて室内の換気をしなくても新鮮な空気に入れ替わっています。でもそんなの関係なく窓全開で外の風を感じるのが好きって人もいると思うので、それぞれの好みで窓を選択するのが正解ですが、FIX窓のメリットが以外と多いので、自分たち家族が「あまり窓を開けないかもなぁ」と思われる場合は、積極的にFIX窓を使ってみるのもありだと思います。

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