【DIY】インターホンからのすきま風をコンセント用漏気カバーで対策してみた

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今回は、初めてのDIYネタです。先日、発見した我が家のすきま風を自分で対策してみたので、その内容を紹介させて頂きます。

鉄骨の住宅は、その構造上、気密性を高めることが難しく、木造の高性能住宅ほどC値(気密性)が高くないと言われますが、実際は、C値が低いといっても昔の家のようにすきま風を感じるレベルではない。と言う話はよく聞きますし、自分の記事でもこのように紹介した記憶がありますが、ついにお家の中で、体感として気付くレベルのすきま風を見つけてしまいました。

今回は、すきま風が発生している箇所をDIYで対策をしたので、その内容の紹介と、そもそもなぜこの場所で、すきま風が発生しているのか考察してみたいと思います。

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すきま風発生箇所

昔の住宅で、すきま風と言えば、窓や扉などの開口部でしたが、今はサッシやドアの性能が向上して、新築で窓の隙間から風が入ってくることは、ほとんどありません。但し高性能なサッシやドアも動かす為には隙間が必要で、その隙間を埋めているのはゴムでできたパッキンの場合が多いので、経年劣化ですきま風が入るようになる可能性はあります。

窓や扉などの開口部以外で、すきま風が入りやすい箇所として、スイッチやコンセントなど壁に穴を空けている箇所があげられます。下の図は、トヨタホームの外壁の断熱材を紹介している図ですが、外壁のサイディングと内部の断熱材の間に外気を通すことで、壁の内部に湿気がたまりにくくし、断熱材の性能が低下することを防ぐような構造を取っています。ということは壁の中には外気が通っていることになり、その壁に穴をあけてしまうと、すきま風が入ってくることになります。

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とわ言え、外壁に面した壁にスイッチやコンセントを設置しないわけにもいかないので、下の写真のように外壁に面した壁にスイッチやコンセントを設置する場合は、漏気対策のカバーが設置されています。後ほど詳しく紹介しますが、カバーはプラスチック製で、コンセントやスイッチを覆う形になっていて、壁に穴を空けた箇所から外気の侵入を防ぐようにできています。但し、カバーにも配線を通す為の穴を開ける必要があるので、完全に気密を確保できる訳では無く、10cm²の穴が、1cm²くらいの穴に小さくなるイメージになります。

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このようにトヨタホームは、自社の構造上、気密性が弱くなる部分に対して、ちゃんと対策をされているのですが、今回、下の間取り図に赤丸で示した箇所から、すきま風が侵入していることを発見しました。すきま風はこの壁に設置されている、インターホンの室内器の下から入ってきています。

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先ほど説明したように、外壁には外気が通っているので、ちゃんと漏気対策のカバーが設置できていないと、すきま風が入ってくる可能性があるのですが、今回、すきま風を発見したのは、部屋の中心に近い場所で、家の外とは面していない壁になります。その為、漏気対策用のカバーは設置されていないのですが、なぜこの壁に設置されているインターホンからすきま風が入ってくるのでしょうか?

実は、この壁の裏側はパイプスペースとなっていて、2階スマートエアーズ(全館空調)のダクトが通っています。そのダクトが床下に抜けているので、床下へ抜ける部分の密閉が正しくできていない可能性があります。また、2階スマートエアーズの本体は小屋裏に設置されているのですが、トヨタホームの小屋裏は、外気が入るようになっているので、配管が小屋裏に抜ける部分の密閉が正しくできていない可能性もあります。

このパイプスペースに外気が入り込んでいることは、仕様通りなのか、施工ミスなのかは、分かりませんが、とにかくパイプスペースに、外気が侵入し、その壁に設置してあるインターホンから、すきま風が入ってきていることは間違いないので、ここに対策を打つ必要があります。

すきま風対策アイテム

とりあえずインターホンの室内機を壁から外してみたところ、コンセントやスイッチと同様のボックスが、壁に埋め込まれていて、その上に金具を固定しインターホンの室内機が設置されているので、先ほど紹介した、コンセントやスイッチ用の漏気対策用のカバーが使えることが分かりました。

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対策用に購入したカバーはこちらになります。

今回、Amazonの商品が売り切れていたので、モノタロウで購入しました。値段は1個59円と安く、実際の物は下の写真のように、透明なプラスチックのカバーになります。

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使い方は、先ほどの壁に埋め込まれているスイッチ、コンセント用のボックスの上から、このカバーを一緒にネジ止めするだけなのですが、それだと配線が通らないので、カバーに配線を通す為の穴を開け、そこに配線を通してから、ボックスに取り付けるようにして使います。

すきま風対策紹介

続いてすきま風対策の作業内容を順番に説明していきます。この作業は、屋内の電気配線を触ることになるので、第二種電気工事士の免許が必要な作業になります。そんなに難しい作業ではないですが、配線の接続ミスなどで火災などの災害になる可能性もあるので、自分で作業される場合は、十分注意して自己責任で実施して下さい。

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まずは、インターホンの室内機を壁から外します。壁に設置されている金具に引っかけるかたちで設置されているので、室内機を下から持ち上げるように押すと外れます。

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次にインターホンの室内機から配線を外していきます。写真の右側に接続している細い線は、室外機との通信線、中央に接続している太い線が、100Vの電源線になります。

この電源線をインターホンから外すと、被覆の無い芯線が出てきて触ると感電する可能性があるので、作業をする際は、インターホンが設置されているエリアのブレーカーをOFFにしてインターホンの電源が切れていることを確認してから作業をして下さい。

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インターホンから外した配線に、漏気対策用のカバーを通していきます。カバーの適当な箇所に穴を開けて配線を通します。上の写真の場合、配線がボックスの上側に抜けているので、カバーも上の方に穴を開けて配線を通すとキレイに設置することができます。

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カバーをボックスの中に、はめ込みます。微妙に形が合わず、少し浮いていますが、この上から金具をネジ止めするので多少浮いていても金具で押さえられるので特に問題ありません。

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金具を固定するとこんな感じになります。あとは、インターホンの室内機に配線を接続して、元に戻せば完成です。

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下から覗くと、プラスチックのカバーが少し見えていますが、言われてもじっくり見ないと分からない程度です。

対策結果

漏気対策用のカバーを設置した結果、すきま風が無くなりましたが、実際、どの程度のすきま風が、どの程度になったのか、写真や言葉で表現するのが難しいので、動画を撮影してみました。対策前は細く短冊状に切ったティッシュが揺れていますが、対策後は揺れなくなっているのが分かります。

条件は同じで、全館空調を最大風量の送風で稼働させている状態です。1階の全館空調本体がリビングに面した階段下収納中に設置されているので、全館空調を稼働させるとリビングが負圧になり、すきま風が入りやすくなります。

まとめ

今回は、我が家で見つけたすきま風をDIYで対策した内容を紹介させて頂きました。

実はインターホンのすきま風対策をしたところ、インターホンの下に設置されているスイッチやコンセントからすきま風が入ってくるようになったので、スイッチとコンセントも同じように対策する必要がありそうです。

あまりお金をかけることなく簡単に対策ができますが、電気配線のミスは災害に繋がる可能性があるので、自分で対策する場合は、自己責任で細心の注意を払って作業をして下さい。

もし自分で作業する自信が無い場合は、定期点検の際にアフターサービスの方にお願いすれば、簡単な作業なので、直ぐに処置してもらえると思います。また定期点検の際に指摘できるように、外壁に面する壁やパイプスペースに面する壁に設置されているスイッチやコンセントからすきま風がないか定期点検前にチェックしおくと良いかもしれません。

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