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浴室換気扇は24時間つけっぱなしが基本!カビの発生を抑える換気扇の使い方 | ゆるひろブログ|トヨタホーム家づくり日記

浴室換気扇は24時間つけっぱなしが基本!カビの発生を抑える換気扇の使い方

Bathroom-ventilationマイホーム
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今回は浴室換気扇の使い方について紹介したいと思います。

僕の実家は20年くらい前に立て替えをしたのですが、その当時浴室の換気扇はタイマースイッチが設置されていて、ダイアルで設定した時間が経過すると自動でOFFするエコなスイッチでした。
ところが6年前に建てた我が家の浴室換気扇は、何も要望をしなかったところ、照明などと同じ手動でON/OFFするタイプの普通のスイッチが設置されていました。

で、引渡しの際にトヨタホームの営業担当から「最近のお家の浴室換気扇は24時間つけっぱなしが基本なので、このスイッチは切らないで下さい」と言われ、特に疑問に思うこともなく、住み始めてからずっとつけっぱなしにしています。

その状態で6年住み続けて気付いたのですが、20年前に立て替えた実家は、新築して5年くらいで浴室の天井や扉のパッキンにポツポツと黒カビが生えていた記憶がるのですが、我が家は今のところカビが生えそうな気配が全くありません。

僕のお風呂掃除が上手なだけかもしれませんが、もしかすると換気扇を24時間稼働していることがカビの発生を抑制しているのかもしれないと思い、換気扇の稼働時間と浴室の湿度の関係を実際に我が家の浴室で測定してみたので紹介したいと思います。

ちなみに今更ですが、トヨタホームの設備カタログを見返してみたところ、タイマースイッチは選択肢になかったので、恐らくトヨタホームでは、浴室換気扇を24時間稼働で使用するのが基本なのだと思います。

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カビの発生しやすい条件

何となく高温多湿だとカビが生えやすいイメージがありますが、実際にどのような環境でカビが生えるのか少し調べてみたので、簡単に紹介させて頂きます。

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□カビが発生しやすい条件

①温度:20℃〜30℃
25℃〜28℃で最も繁殖しやすく、5℃〜40℃でも繁殖する。60℃以上になると死滅する為、洗濯乾燥機の乾燥温度は60℃になっている場合が多い

②湿度:70%以上
60%くらいから活動するようになり、80%以上で急激に繁殖する

③栄養分
石鹸カスや皮脂、ホコリ、ダニなど、また住宅に使われる建材のほとんどがカビの栄養分となる

④水
カビは微生物の一種で、生命体なので生きるためには水が必要。水が全く存在しない環境でカビは生存することが出来ない。逆に結露など水があるところには発生しやすい

このように人が生活する家の中の環境は、カビにとって快適な環境であり対策することが難しい条件が多いのですが、唯一、湿度だけはカビが繁殖しにくい60%以下でも人は快適に暮らすことができるで、一般的なカビ対策として除湿することが推奨されています。

また浴室は「カビが発生しやすい条件」にあてはまりやすく、特に家の中で1番湿度が高い場所なので、換気によっていかに早く湿度を下げるかが、カビの繁殖を抑えるポイントになりそうです。
他にも浴室のカビ対策として風呂上がりに壁や天井の水滴をタオルやスキージで除去することを推奨しているブログなどを見かけますが、これはカビの生息に必要な水を絶つという意味で効果がありそうです。ただ毎回お風呂上がりに壁や天井を拭くのは面倒なので、換気扇をつけっぱなしにしておくだけでカビの発生を抑えられるなら、その方が良いのですが、どれくらい効果があるのか次の項目で紹介していきます。

換気時間と浴室の湿度

今回、浴室の温度と湿度は『Switchbot温湿度計』を使用して測定しました。Switchbot温湿度計はスマホとBluetooth通信で接続し、専用アプリで離れた場所からでも温湿度を確認することができます。更に温度・湿度の情報を記録し、あとからデータ読み出すことで1日の温湿度の変化を確認することもできるので、今回のような測定にはうってつけです。Amzonで2,000円くらいで購入できるので、お家の環境測定をしてみたい方にはおすすめです。

それでは早速、我が家の浴室で換気扇の稼働時間に対して湿度がどのように低下していくか測定した結果を紹介していきます。

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上のグラフで18:30頃に湿度が90%近くまで急激に上昇している部分がお風呂に入ったタイミングになります。その後、約1時間で浴室の湿度はカビが繁殖しやすい60%を下回り、21:00頃には50%で安定しています。このデータを測定した日は晴天で外気の湿度が低い状態での測定結果になります。

この結果だけを見ると、タイマースイッチを3時間程度に設定して、換気扇を切った方が21時間分無駄に換気扇を稼働することなくエコじゃないの!?と思われるかもしれませんが、21:00頃に換気扇を切ると恐らく浴室の湿度は再び上昇し60%以上になる可能性が高いと思われます。理由は21:00の時点で湿度は50%まで低下してますが、浴室の壁や床はまだ濡れている状態なので、このタイミングで換気扇を切ってしまうと、壁や床から蒸発する水分で浴室の湿度が上昇してしまいます。

ホントは、21:00に換気扇を切った場合のデータも見せられるとよかたのですが、天気が悪い日が多く、なかなか良いデータが取れなかったので、またデータが取れ次第、情報を更新したいと思います。

次に紹介するデータは雨の日の浴室の湿度になります。

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雨の日は、換気扇をつけていても湿度の低下が非常に鈍く、カビが繁殖しやすい60%を下回ったのは、翌日の10:00頃と換気扇を付け始めてから16時間も経過したあとでした。

このように浴室の湿度がカビの繁殖しやすい60%を下回るまでの時間は、外の天気や湿度の影響を受けやすいので、タイマースイッチを使って丁度よいタイミングで切るのは難しく、それだったら24時間つけっぱなしにしておいた方がカビの繁殖しやすい環境を少しでも回避できるので、カビを抑える為には有効だと思います。

ちなみに、この測定をしたのは5月の初旬でスマートエアーズ(トヨタホーム全館空調)は送風モードにしていたので、外の湿度の影響を大きく受けましたが、エアコンモードで使用してる季節であれば、浴室の前の洗面室や廊下も湿度が低く保たれている為、雨の日でも浴室の湿度は早く低下することが予想され、スマートエアーズを採用していることも我が家の浴室にカビを生えにくくしている1つの要因かもしれません。

余談ですが、こんな事は僕が調べなくてもハウスメーカーや住宅設備メーカーの方は気付いていることだと思うので、タイマースイッチなんかじゃなくて、湿度がある程度低下したら停止するスマートな換気扇は無いのかと思い調べたところ、パナソニックから発売されている『カビシャット暖房換気乾燥機』という浴室換気扇に、浴室の残水量に応じて自動でOFFしてくれる機能が付いていました。

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トヨタホームで採用できるかは分からないですが、カビの抑制とエコを両立したい方は、こんな換気扇を採用してみてはいかがでしょうか。

浴室の窓は閉めて換気

浴室の湿度を早く低下させる為に、浴室の窓を開けた方が良いのでは!?と考える方も多いと思いますが、実は最近のユニットバスは窓を閉めて換気扇を稼働した方が効率良く換気できる場合があるので、採用したユニットバスの取扱説明書に従って換気するようにして下さい。

次に紹介するデータは我が家の浴室で窓を開けて換気扇をつけた場合の湿度になります。

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この測定は晴れの日の結果になりますが、先ほど紹介した晴れの日のデータより短い時間で浴室の湿度が低下しています。この結果から我が家の場合は、窓を開けた方が良さそうに思いますが、翌日の朝、浴室を確認したところ、窓を閉めて換気した場合は床に水滴がなかったのに対して、窓を開けて換気した場合は床に水滴が残っていました

Bathroom-ventilation_07窓を開けて換気した場合

Bathroom-ventilation_08窓を閉めて換気した場合

我が家の採用したパナソニックのユニットバスは、下の図のように換気扇をつけた際に、浴室ドアの上部にある吸気口から入ってくる空気が、水滴の残りやすい床面に向けって流れるように設計されているので、窓を閉めて吸気口から空気を吸い込んだ方が床の乾きが早く水滴が残らなかったようです。

Bathroom-ventilation_09

LIXILやTOTOのユニットバスも同様の仕様かは分かりませんが、少なくともパナソニックのユニットバスは、全シリーズ先ほど紹介した『スキットドア』が標準なので、窓は閉めて換気扇を稼働したほうが浴室の水滴は早く乾きカビの発生を抑えることができます。

ちなもに、お風呂に入っている時に換気扇をつけると体に風があたり、床の方に向かって空気が流れていることを実感することができます。このような構造になっていることを知らないと、どこからか隙間風が入ってきているように勘違いしてしまうので、最初に説明しておかないとクレームになりそうな気がします。

24時間換気の電気代

窓は閉めて換気扇をつけっぱなしにした方がカビ対策として良いのは分かったけど、24時間つけっぱなしとなると気になるのは電気代です。電気代が気になると言うと、ちょっとケチな感じがしますが「電力を多く使用することで発電によるCO2排出量が増え、地球環境への影響が気になる」と言うとインテリ野郎な感じがしてカッコ良く思っちゃうのは僕だけですかね。

すみません話がそれちゃいましたが、お風呂の換気扇を24時間つけっぱなしで1ヶ月使用すると、どれくらい電気代がかかるか(=CO2が排出されるか)計算してみたので紹介させて頂きます。

我が家の浴室換気扇は換気機能しかない、最もシンプルな換気扇で消費電力は9.3Wになります。これに24時間と31日をかけると1ヶ月の消費電力が計算でき

9.3W×24h×31日=6.919kWh

となります。

ここからは、契約している電力会社やプランによって異なりますが、我が家の契約プランでは電気代が21.04円/kWhなので、換気扇を24時間、1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代は

6.919kWh×21.04円/kWh=145.6円

となります。

どうでしょうか!?僕は意外と安いと思いました。タイマースイッチで6時間設定にしたとしても稼働時間は1/4なので、1ヶ月で110円くらいの節約にしかなりません。これだったらつけっぱなしで全然問題ないのではと思います。

いちようインテリ野郎の為にCO2排出量も計算すると

6.919kWh×738g/kWh=5.1kg

となります。

738g/kWhは関西電力のホームページに記載されていた石油火力発電のCO2排出量を引用しました。

これだけだとピンときませんが、ガソリンを燃焼させたときのCO2排出量が2.322kg/Lとのことなので、燃費が20km/Lのプリウスで44km走行したのと同じCO2排出量になります。片道10kmの自動車通勤をされている方なら月に2回自転車通勤に切り替えれば地球環境への影響は相殺できることになります。

まとめ

今回は浴室換気扇の使い方について紹介してきました。

20年前から換気扇自体に進化はなくても使い方や考え方を変えることで、キレイな状態を長く維持できる1つのアイデアだと思うので、他にもラクしてキレイを長持ちさせる方法がないか探してみるいいかもしれませんね。

ちなみに換気扇は進化していなくても、ユニットバスは今回紹介した『スキットドア』のように進化し、掃除がしやすかったり、カビが生えにくいような工夫がされているので、次回はいまどきのユニットバスのカビ対策について紹介させて頂こうと思います。

今回紹介させて頂いた記事以外にも、我が家のお風呂選びのポイントやお風呂掃除のやり方などに関する記事も書いているので、よかったらリンク先の記事も読んでみて下さい。

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