トヨタホームの外構工事|ハウスメーカの外構は高い!?見積内容紹介

exteriorお金の話
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今回は我が家の外構について紹介させて頂きます。

我が家はトヨタホームが開発する『新興住宅地』にお家を建てましたが、その住宅地には街並みルールが制定されており、外構に関しても細かな規定がありました。外構工事をハウスメーカーに限定するようなルールはありませんでしたが、トヨタホームに提案頂いた外構プランがスゴく魅力的だったので、トヨタホームに外構を依頼しました。また、お家作りの流れの中でトヨタホームの営業担当が全て段取りをしてくれて、とれもやり易かったのが今思うとトヨタホームに外構を依頼した1番の理由かもしれません。

トヨタホームの外構と言っても、実際はトヨタホーム認定工務店というかたちで地元の工務店が外構工事を担当しており、打合せもその工務店の営業担当とトヨタホームの営業担当との3者で実施します。

一般的にハウスメーカーに外構を依頼すると外構業者に直接依頼するより1~2割高くなると言われています。我が家の場合、他の業者で見積を取っていないので金額が高かったかは分かりませんが、僕としてはとても満足しています。後ほど記事の中で項目毎の費用を紹介していきますが、最初に外構費用の総額を発表しておきます。

我が家の外構費用総額は294万円でした。

よく建物の価格に対して1割の外構費をかけるとバランスの良い外構になると言われていますが、建物が3,118万円だったので、おおよそ1割くらいの外構費になります。

それでは我が家の外構を紹介していくので、294万円の外構がどんなモノか見てみてください。また項目毎に工夫したポイントや費用、後悔ポイントなども書いているので、これから外構工事を検討されている方に参考にして頂ければと思います。

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外構全体概要

まずは全体概要から紹介します。

僕たちが外構に関して最初に要望した内容は

・駐車上は3台
(2台は自分たちの車,1台は来客用)

・2台分のカーポートが欲しい
・ウッドデッキが欲しい
・倉庫が欲しい
・建物は南欧風を要望していたので、それに合う外構

こんな感じだったと思います。

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この要望と分譲地の街並みルールを考慮してトヨタホームの営業担当が出してくれたプランが上の平面図と下のパース図になります。細かい修正はしましたが、基本的に最初のプランから大きな変更はしませんでした。

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ちなみに1回目の打合せ(外構の打合せではなく、建物の打合せ)の時点で、営業担当は手書きでこれとほぼ同じ外構の絵を手書きで描いていました。そして2回目の打合せでCAD図面を頂いた時には、外構も含めたパース図を頂いています。そのあと打合せを重ねて建物のプランが決まり工場発注したあと外構担当と詳細な外構プランの打合せをする流れになります。

門袖

ここからは、それぞれのパーツ毎に詳細な仕様や見積、後悔ポイントなどを紹介していきます。

まず最初は門袖の紹介です。

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門袖は幅1,000mm、高さ1,800mm、表面は白のジョリパット仕上げになっています。
門袖の上面は波形にカットしてあり暖色系のレンガを載せています。下の方にも暖色系のタイルを貼り付けていますが、このタイルは建物の外壁に使用している物と同じになります。

表札はディーズガーデンのアイアンサイン、ポストはディーズガーデンのスタッコ-Uを採用しています。

門袖の下は花壇になっていて季節によって花を植え替えています。花壇には後からDIYで水やりようのスプリンクラーを設置していて、毎朝6時に5分間自動的に水が供給されるようになっています。

門灯は設置していませんが、花壇の横にスポットライトを設置していて、夜になると門袖全体が照らされるようになっています。スポットライトはTOEXの新おやすみスイッチが設置してあり、暗くなると点灯、点灯してから設定時間後に消灯するようになっています。

門袖の費用はスポットライトと工事費含めて304,440円になります。

この門袖はスゴく気に入っていて大満足なのですが、強いて後悔ポイントを上げると、波形になっているレンガの一番下がっている箇所から雨水が流れ落ちるので、その部分に雨の流れた後が付きます。ジョリパット仕上げの表面がボコボコしているので掃除がやりにくいのが少し気になる点です。また夏はスポットライトが当たっている門袖と建物の外壁に虫が集まるので、その虫を狙って蜘蛛の巣がよくできてしまいます。その為、夏の期間はスポットライトは使わないようにしています。外構担当の方は「LEDの光は虫が集まりにくい」と言っていましたが普通に集まっています。

アプローチ

続いては玄関へのアプローチを紹介します。

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玄関前の階段は、建物本体側の工事に含まれていて、手すりの部分のみが外構工事になります。この階段ですが、最初の図面では5段だったのに、完成してみると3段になっていました。どうも建物本体側の工事を担当した工務店の方がミスをしたようで図面通りにできていなかったのですが、階段の段数は少ない方が良かったので、後ほど紹介する階段前の天然石を敷き詰めている部分の面積を広げて外構側で段数が少ない分を吸収して頂きました。

手摺りは、TOEXのアーキレール欧風CとキャップAで、費用は工事費含めて118,950円になります。

表札や建物の妻飾り、玄関扉のアイアン飾りと合わせて黒のアイアン風デザインを採用しています。

ウッドデッキ

続いてはウッドデッキを紹介します。

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ウッドデッキは幅4,135mm、奥行き2,500mmで約10m²(6畳)の広さになります。右側は玄関前の階段とつながっていて、左側は庭に降りやすいよう1段ウッドデッキで階段を作っています。正面はリビングの掃き出し窓、左側は和室の掃き出し窓とつながっていて、室内から段差なく出ることができます。またウッドデッキの下はコンクリートを敷設しています。費用を抑える為に砂利敷きにする選択肢もありますが、ウッドデッキの下から雑草が生えると除草をするのが大変なので、ここはコンクリートの方が良いと思います。

ウッドデッキ下のコンクリート敷設費用は86,450円でした。

ウッドデッキはTOEXの樹ら楽ステージを採用していて、費用は設置費含め357,271円になります。

樹ら楽ステージは本物の木ではなく樹脂製のウッドデッキなので腐ることがなくメンテナンスは表面の掃除くらいで長持ちします。

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ちなみに、このウッドデッキを有効活用できているかと言われると微妙なところで、夏に子供の水遊びをしたり基本的に子供の遊び場になっていて、それ以上の活用はできていません。もう少し子供が大きくなったらウッドデッキでBBQをするなど、もう少し活用していきたいと考えています。

駐車場&カーポート

次は駐車場とカーポートを紹介します。ここはこだわりと後悔ポイントがたくさんあります。

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駐車場は縦2台の縦列駐車にしました。理由は絶対にカーポートが欲しい、だけどせっかくの南道路なので建物の前にカーポートを設置して外観を損ないたくない。と言うことで利便性より見た目の方を優先し、建物の横に縦列の駐車場を設置することにしました。
2台自動車を所有していますが、僕は電車通勤なので車の使用頻度が低いことと、保育園の送り迎えで僕の車を使用する時は、妻が不在で車が無い場合なので、縦列駐車でも不便ではないだろうと考えて、このかたちにしました。実際に住んでみて前後の車を入れ替える場面は、月に2~3回程度だったので我が家の生活スタイルだと縦列駐車でも問題ありませんでした。
ちなみにカーポートが絶対欲しかった理由は、車が好きなので自動車を汚したくないと言うのもありますが、社宅に住んでいた時、冬の時期に窓ガラスが凍って通勤する際になかなか出発できないということがよくあったのでカーポートを設置しました。これに関しては狙い通りで周囲の家の方が車のフロントガラスにお湯をかけて溶かしているような日でも、我が家の車は凍ることなくすぐに出発できるのでとても便利です。

カーポートのサイズは日本の乗用車の車幅が1,800mmくらいなので、カーポートの幅も2,100mmや2,500mmが標準的なサイズになります。我が家も最初に営業担当が設定していたカーポートの幅は2,500mmでしたが、せっかくカーポートを設置するなら雨の日も濡れずに車から乗り降りできるようにしたかったので、幅3,000mmのカーポートを採用しました。これも狙い通り雨の日に濡れずに乗り降りができて良かったのですが、1つ後悔ポイントとして、ここまで大きなカーポートを採用したのであれば、あと500mm伸ばして建物の外壁に接触させてしまえばよかったと思っています。別の記事で紹介していますが、我が家の外構には自転車を置くスペースが無く、このカーポートを建物まで伸ばしておけば自転車置き場も兼用できたと後悔しています。

もし外壁と接触させるカーポートにするなら家を建てた時に一緒に設置するのがベストです。トヨタホームの場合、外壁保証が初期20年、メンテナンスをすることで最長60年まで延長できますが、カーポートなどを接触させた場合、その箇所から雨水が浸入して構造が痛んでしまうと保証の対象外になります。ですが建物と一緒にトヨタホームに外構を依頼すれば、外壁保証が切れることなく外壁とカーポートを接触させることができるので、この部分は最初から接触させるカーポートにしておけば良かったと本当に後悔しています。

我が家が採用したカーポートは、TOEXのメジャーポートⅡ Rタイプの縦2連で、工事費含めて415,170円でした。

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カーポート下の駐車スペースはコンクリートとオレンジの砂利を組み合わせた駐車場になっています。上の写真は工事中の状態ですが、右側(1番建物に近い側)は芝生で、次がコンクリート、砂利、コンクリート、砂利となっています。デザイン的に全部コンクリートにしてしまうと、ザ・駐車場といった感じになってしまうので、間にオレンジの砂利を敷いたのは良かったですが、砂利の部分からは雑草が生えるので年に数回除草をする手間は発生します。

また建物に近い側の芝生は失敗でした。建物に近く芝刈りや水やりがしにくいので、綺麗に育てることが難しいのと、冬の時期は芝が枯れますが、その枯れ葉が靴底について車に乗る際に車内に持ち込んでしまうので車の中が汚れます。この部分は暖色系のレンガでインターロッキングにしておけば良かったと思います。

カーポート下の駐車場の工事費は235,250円でした。

駐車場にカーポートを設置する際、色々注意点があると思いますが、僕は雨水の排水方法に気をつけた方が良いと思いました。カーポートの屋根に降った雨は、お家の屋根と同様に雨樋を使って排水されます。恐らく何も要望しないと、この樋はカーポートの柱に沿って設置されて柱の根元で地面に排水されます。我が家は柱の根元が砂利なので、排水された水が地面にしみこんでいきますが、駐車場を完全にコンクリートで埋めてしまうと雨水がコンクリートの上を流れてコンクリートがスゴく汚れます。(斜め前の家がそうなってしまっています。。)なので駐車場をコンクリートで埋めてしまう場合は、建物の雨樋と同様にカーポートの雨樋も排水枡まで接続できるよう駐車場の下に排水管を設置した方が良いと思います。(隣の家はカーポートの雨樋も駐車場の下で排水枡につなげるようにしていて、よく考えてあるなぁと感心しました)

通路兼駐車場

次は来客用駐車場を兼ねた通路を紹介します。

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先ほど紹介した門袖と道路の間は、来客用の駐車場となっていますが、普段は車を止めないのでコンクリートではなく、天然石を敷き詰めた玄関へのアプローチ兼駐車場にしました。使用している石はユニソンのクレモナストーン (ゴールデンイエロー)になります。

費用は工事費含めて231,750円でした。

建物の外観の色や雰囲気と合っていてとても気に入っています。天然石なので石がかけたり割れたりすることがあるようですが、5年住んで今のところそのような問題は起きていません。また最初は表面が綺麗で白く明るい感じなのですが、時間が経つと表面が汚れて黒っぽく暗い感じになってきます。汚れてきたらケルヒャーを使って高圧洗浄すると元の明るい色に戻るので年に1,2回は掃除をすると良いと思います。

先ほど玄関へのアプローチの項目で、階段の段数が図面より少なくなっていたと紹介しましたが、段数が少なくなった分、この天然石の範囲が広くなり使用する石の量も増えています。階段は建物本体側の工事、駐車場は外構工事なので、もし外構をトヨタホームに依頼していなかったら、見積金額が変わってくる可能性がありました。このような想定外のトラブルが発生した場合でもトヨタホーム側で全て対応してもらえるのがハウスメーカーに外構を依頼するメリットの1つです。

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天然石を敷き詰めた部分と道路の間には、幅600mm分ピンコロ石を敷いています。これは住宅街の街並みルールで決められていて、全ての家が道路との接続面に60cm分ピンコロ石を敷くことで統一感のある街並みにしているようです。

ピンコロ石と天然石の間には、100mmの隙間がありタマリュウという植物が植えてあります。上の写真は植栽を植える前なので隙間だけあいていますが、この部分に緑の植物を等間隔で植えました。ただ、残念ながらここに植えたタマリュウは、ほとんど残っていません。理由は後ほど紹介する芝生の生命力が強く庭の方から芝生がどんどん浸食してきて今はこの隙間が芝生で埋め尽くされています。

倉庫

次は倉庫の紹介です。

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駐車場の後ろにイナバ物置を設置しました。サイズは幅2,600mm、奥行き1,000mmで、あまり大きくはないですが、屋外用の荷物を収納するのに活躍しています。具体的にはスタッドレスタイヤやBBQなどのアウトドアグッズ、あと最近は行ってないですがスノーボードの板や植栽を手入れする道具などが入っています。

費用は工事費込みで152,700円でした。

物置の基礎はブロックで作る簡易的な物とコンクリートで作るしっかりした物が選べます。ブロックの基礎でも特に問題ありませんが、転倒防止用の工事だけはしっかりしておくことをおすすめします。職場の同僚が物置の設置費用をケチって転倒防止の処置を省略したところ台風の時に物置が倒れてしまって大変だったとの話を聞いたので、転倒防止用工事は重要だと思います。

植栽・芝生

次はお庭の植栽と芝生の紹介です。

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植栽は街並みルールでシンボルツリーを3本植えることになっていたので、シマトネリコとオリーブとソヨゴを植えています。我が家のシンボルツリーに関しては別の記事で詳しく紹介しているので、こちらのリンクを確認してみて下さい。

庭は幅2,500mm程度と広くないですが、天然の芝を植えています。また庭と道路の接続面はボックスウッドを植え境界にしています。
トヨタホームの営業担当からは天然芝は育てるのが大変なので人工芝にした方が良いと進められましたが、最初から人工芝にしてしまうと天然芝の良さや大変さを体験することができないので、最初は天然芝にして失敗したら人工芝に変えようと思い天然芝を選びました。上の写真は3年くらい育てた我が家の芝生です。自分で言うのも何ですが、結構キレイに育てられていると思います。一般的に芝生を育てるのは大変と言われていますが、実際に大変です。キレイに育てる為には芝刈りが最も重要で、夏の時期などは良く芝が成長するので月に1回は芝刈りをしないとキレイな状態を保てません。こまめに芝刈りをしないと芝が縦方向に成長して密度が下がり、その状態で芝を刈ると凸凹した芝生になってしまいます。逆にこまめに芝刈りをしていると芝生が横方向に成長し密度が高くなり綺麗な芝生になります。密度が高くなることで他の雑草も生えなくなるので、芝生を綺麗に育てる為には芝刈りがとても重要になります。芝刈り用の道具はホームセンターで色々売られていますが、我が家の庭は中途半端なサイズでちょうど良い芝刈り機がなく基本的には手動の芝刈り機を使って芝を刈っています。また水やりもこまめにやらないと夏の時期は枯れてしまいます。我が家は写真の奥に見える立ち水栓に自動水やり器を設置し庭中にホースを巡らせ、この狭い庭に3箇所もスプリンクラが設置してあり全体に水やりができるようになっています。

芝生は生命力が強いので世話をしなくてもなんとなく育ちます。ただ世話をしてない芝生は雑草と同じであまり綺麗ではないので、こまめに世話をする自信がない方は天然の芝生を採用しない方が良いと思います。

我が家の植栽と芝生の費用は全て合わせて、324,602円でした。

フェンス

次は隣地との境界に設置するフェンスを紹介します。

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隣地のと境界にはブロックが設置されていて、そのブロックがどの土地の物かは土地を購入する時点で決まっています。僕が購入した分譲地は基本的に土地の北側と東側のブロックがその土地に含まれているので、フェンスも北側と東側を設置します。土地の西側のフェンスは西隣の土地を購入した方が設置しているので、我が家は設置する必要がありません。ただ西隣の方がどんなフェンスを設置するかは分からないので、全周同じデザインにならない可能性もあります。ただ、みなさんだいたい同じ1番安くてオーソドックスなフェンスを選ぶと営業担当が言っていたので、そのフェンスを設置したところ、隣の方も同じフェンスを設置していたので全周同じデザインのフェンスになりました。

我が家が設置したフェンスは北側と東側、合計26.3mで費用は165,020円でした。

砂利敷き

最後は、建物の北側と西側のスペースの砂利を紹介します。

先ほどフェンスの項目で紹介した写真は建物の北側です。建物はルールで許容されているギリギリの隣地境界から600mmに建てたので、この通路の幅は600mmになります。防犯と雑草が生えにくくする目的で砂利を敷きましたが、雑草は普通に生えてくるのでコンクリートにしておけばよかったと後悔しています。

砂利だと人が歩くと音がするので防犯効果があると言われましたが、そもそも建物の北側と西側に人が入れるような窓がなく、我が家の場合、防犯の目的で砂利を敷く必要はありませんでした。

砂利敷きの費用は35,000円でした。

まとめ

今回は我が家の外構を紹介させて頂きました。

トヨタホームに依頼した我が家の外構は、細かな後悔ポイントはありますが全体としては、僕たち家族の理想通りのイメージでとても満足しています。

費用についてはハウスメーカーに依頼することで多少高いのかもしれませんが、その分トヨタホームの方もアイデアやアドバイスをしてくれたり、トラブルの際に対応をしてくれるので非常にやりやすくトヨタホームにお願いして良かったと思っています。

また今は住宅ローンの金利が超低金利の時代なので、できるだけ現金は使わずローンを多くした方が得になります。外構工事をハウスメーカーに依頼すると費用をローンに組み込めるのもハウスメーカーへ外構を依頼する1つのメリットだと思います。

記事の中では紹介しませんでしたが、庭にスゴく普通の立ち水栓があります。デザインは特に気になっていませんが、機能として温水も出るようにしておけばよかったと思っています。理由は子供の上靴を毎週末洗っていますが冬の時期は水が冷たくて辛いので、子供がいたり屋外で定期定期に洗い物をする方は、屋外でも温水を使えるようにしておくと良いと思います。

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