南道路で後悔しないための3つのポイント|デメリットを克服する間取り紹介

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今回は南道路の土地で家を建てる場合に、後悔しないための間取りや土地選びのポイントについて紹介します。

戸建てを土地探しから検討されている方は「明るく暖かい家にしたいから、できれば日当たりの良い南道路の土地を選びたい」と思われている方が多いのではないでしょうか?我が家の家づくりも土地探しからだったので、日当たりを重視して南道路の土地を選びお家を建てました。その際、南道路のデメリットについてあまり考えていませんでしたが、最近、南道路についてインターネットで調べる機会があり検索していたところ、いろいろデメリットを紹介されている記事を見かけ、内容を読んでいると同じようにデメリットと感じる内容もあれば、自分の家ではあまりデメリットと感じていない内容も多々ありました。

土地を選んだときや家を設計したときに意識していた訳ではないのですが、結果的にデメリットと感じなかった、土地や間取りの特徴は、南道路のデメリットを克服するポイントになるのではと思い、これから土地探し、お家設計をされる方に参考にして頂けるよう紹介したいと思います。

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南道路のプライバシー対策

南道路のデメリットとして1番多く見かけるのがプライバシーに関する内容です。

「日当たりの良さを望んで南道路の土地を選びリビングに大開口の窓を設置したけど、家の前の道路を行き来する人から室内が丸見えになってしまうので、昼間でもカーテンが閉めっぱなしになり結果的に室内が暗くなってしまう」といった意見や「目隠しのために樹木やフェンスを設置した結果、外構費が高くなってしまう」などのデメリットがあげられています。

実際に我が家も家の前の道路から室内が丸見えになるので、レースカーテンを常に閉めた状態で生活しています。ただ先ほど書いたデメリットと1つ違う点は、レースカーテンを閉めた状態でも家の中が明るというとです。

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こちらが実際にレースカーテンを閉めた状態の南向き窓で、窓からの採光が十分にできていることが分かると思います。この状態で部屋の照度を測定すると左側のリビングが1200lx,右側の和室が1700lxとJISに規定されている住宅の照度基準の中でも最も明るい分類に入ります。

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そしてレースカーテンを閉めた状態で、家の前の道路から窓を見ると下の写真のようになっています。

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レースカーテンは見えますが、外の景色が反射して家の中は全く見えていません。このように南道路でもレースカーテンを活用すれば、採光とプライバシーの確保が両立できます。但し、外の景色が反射するのは屋外が明るいときだけで、外が暗くなり家の中の照明をつけると、窓から家の中が見えてしまいます。この為、暗い時間帯はドレープカーテンを閉めるなどする必要がありますが、夜にカーテンを閉める行為は南道路に限った話ではないので、デメリットではないと思います。我が家は普段、暗い時間帯になるとシャッターを閉めるのでドレープカーテンはほとんど使用していませんが、子供が昼寝をする時など明る過ぎて困る場合に使用するので、シャッターがあってもドレープカーテンは設置しておいた方が良いと思います。

また暗い時間帯はドレープカーテンやシャッターを閉める必要があるので、夜に窓を開けて涼みたい場合などはブラインドシャッターの採用を考えた方がよいかもしれません。この点に関して我が家は、スマートエアーズ(トヨタホーム全館空調)を採用していて窓を開ける機会が少ないのでデメリットをあまり感じていません。

オープン外構でも気にならない立地

2つ目も先ほどと同じくプライバシーに関する内容になります。家の中に関してはレースカーテンで目隠しができましたが、建物の前の庭は道路からまる見えなので、庭でBBQをしたり子供のお庭プールをしたい場合は目隠しフェンスなどを設置してプラバシーを保護する必要があります。

この点に関して我が家は、お庭でBBQもプールもやりますが目隠しフェンスなどは設置しておらずオープン外構で、前の道路からまるみえの状態でやっちゃっています。

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この写真は我が家のウッドデッキでBBQを楽しんでいるときの写真です。左側に見えている道路からウッドデッキまでの距離が近いので、道路からまる見えなのですが、そもそも家の前を通る人が限られる立地になっていて、人通りがとても少ないことと、通る人も基本的に近所の知り合いの方なので、道路から見えていることをあまり気にする必要がありません。

具体的に我が家の立地は下の図にオレンジ色で示した区画で、家の前の道路を使用する方は赤枠で囲った10邸しかなく、人通りの少ない立地となっています。

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我が家の選んだ区画より1つ南側の区画だと、南側の道路が駅に続く人通りの多い道路なので庭でBBQをしたりするときには人目が気になると思います。

このように「南道路の土地=お庭のプライバシーが確保できない」とい訳ではなく、立地によっては人通りが少なくオープン外構でも全く問題ないケースが多いので、土地を選ぶ条件として家の前の人通りも考えて頂くと良いと思います。更に大規模分譲地などの住宅街では、人通りの多い道路に面している土地よりも、周辺住宅の方しか使用しない道路に面した土地の方が多いので、人通りの少ない道路に面した土地を探すことは、さほど難しいことではないと思います。

また南道路の土地で建物の南側にバルコニーを作ると洗濯物が干しにくいという意見もありますが、これも人通りの少ない立地を選べば気になりにくいのと、下の写真のように物干し金具をバルコニーの腰壁側に設置すると、洗濯物を干していても前の道路から見えなくなるので、南道路の土地でバルコニーに洗濯物を干しても気にならないと思います。

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駐車スペースを考慮した南道路の土地選び

3つ目は駐車スペースに関する内容です。南道路だと建物の前(南側)に駐車スペースを作るケースが多くなりますが、建物の前に駐車スペースがあると、せっかくリビングに大開口の窓を設置しても、そこから見える景色が駐車スペースになってしまうデメリットがあります。またカーポートを設置すると窓からの景色が遮られたり光が入りにくくなるというデメリットもあります。

この点に関して我が家は、道路に接している面の長さが14mと間口の広い土地を選ぶことができたので、建物の横(東側)に駐車スペースを作ることができ、先ほど記載したようなデメリットは全くありませんでした。

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こちらの図が我が家の建物と駐車スペースの位置関係です。駐車スペースにはカーポートも設置していますが、建物に入る光を遮るようなことはありません。

このように南道路でも間口の広い土地を選ぶことができれば、建物と駐車スペースうまく配置することができデメリットを解消することができます。

土地の価格

最後は土地の価格です。南道路の土地は北道路の土地と比べて価格が高いといわれていますが、これはその通りだと思います。我が家は100区画規模で分譲していた新興住宅地に土地を購入しましたが、その中でも南道路の土地は北道路の土地と比べて1割程度高く売り出されていて、金額にして200万円程度の差がありました。

南道路の土地にその差額分の価値を感じるかは、それぞれの方の価値観だと思うので、特に僕がコメントすることではないかと思いますが、ほとんどの方は家づくりに予算があると思うので、南道路を諦めて200万円で太陽光パネルを設置するのもありだと思いますし、トヨタホームなら全館空調を設置しても200万円でおつりがきます。このように、その金額を何に使うかは自分達の価値観やライフスタイルに合わせて、最適のモノを選んで頂くのが1番だと思います。ちなみに太陽光パネルなどの住宅設備と南道路の土地のどちらかで悩んで決められない場合は、個人的には土地を優先した方が良いと思います。例えば太陽光パネルなら家を建てたあとでも設置することができます。さらに5年後,10年後は今よりも値下がりしていることも予想されるので、やっぱり太陽光パネルが欲しいとなったら、その時に設置すれば良いと思います。モノにもよりますが他の住宅設備でも大半の設備は、あとから設置ができますが、土地はあとから南道路が良いと思ってもどうしようもできないので、悩む場合は土地を優先した方が良いのではと個人的には思います。

また南道路か北道路かで土地の価格に差があるケースは多いですが、先ほど紹介した家の前の道路の人通りや道路に接する間口の広さで、土地の価格に差がつけられていることはあまりないので、我が家のように大規模分譲している土地の中から選ぶ場合は、その分譲地と早いタイミングで出会えるかがポイントになると思います。

まとめ

今回は南道路の土地で後悔しないために、デメリットを克服するポイントについて紹介してきました。

「南道路」「北道路」と言うだけで良いか悪いかを判断することはできなくて、実際は立地や土地の形状など色々な条件が関わってきます。ただ同じ条件であれば北道路の土地に比べて南道路の土地の方が、価格が高い場合が多いので、南道路の土地を選びたいという方に、あとから後悔しないよう南道路の土地選びの、少しでも参考になればと思います。

今回紹介させた頂いた内容以外にも、我が家の土地選びや家づくりに関する記事をいろいろ書いているので、よかったらリンク先の記事も読んでみて下さい。

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