スマートエアーズ メリット・デメリット・コスト・メンテナンスまとめ|全館空調の気になることに全部教えます

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今回はトヨタホーム全館空調(スマートエアーズ)のメリット・デメリットや導入コスト・ランニングコスト、メンテナンスなど、これまでゆるひろブログで取り上げた内容をまとめていっきに紹介していきます。

お家を検討されていて戸建ての全館空調が気になっている人、特にトヨタホームでスマートエアーズの導入を検討されている人に、参考にして頂ければと思います。

この記事から、ゆるひろブログで紹介しているスマートエアーズに関する記事をひと通り読んで頂くと、全館空調の導入を検討されている人が不安に思っていることや気になっている内容が解決できると思います。

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全館空調のメリット・デメリット

まずは全館空調のメリット・デメリットについて、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

記事の中に色々とメリット・デメリットを書いていますが、やはり1番のメリットは家の中がとにかく快適!!

そしてデメリットは導入費用とランニングコスト。

まさに「快適な生活をお金で買う」といった表現が似合います。

全館空調の快適さに、コストをかけるだけの価値があると思えれば導入すべきですし、その価値はないと思えば導入しないのが正解で、これにつきると思います。

ただコストについては、次の項目の導入費用と電気代、その次の項目のメンテナンス費用で明確な金額イメージがつかめますが、それと天秤にかける快適さが人それぞれの感覚なのでなかなかイメージしにくいと思います。

そこで快適さに関しては、実際に全館空調を導入している展示場へ行って実感してみて下さい。

もし全館空調の導入を前向きに考えていて、あと背中をひと押しして欲しい場合や、家族の方を説得したい場合は、夏の暑い時期に全館空調を導入している展示場へ行くことをおすすめします。

玄関を入った瞬間からエアコンの効いた涼しい空間に感動させられます。

そして必要以上の除湿能力で家中カラッとした快適さを実感することができると思います。

廊下や洗面所も同じ環境なので「外がどんなに暑くても風呂上がりに汗をかくことがない」なんて全館空調ならではの特権を紹介して頂けて、いっきに全館空調を導入したくなります。

逆に全館空調の導入にあまり前向きではなく、諦めるきっかけが欲しい場合や、家族の方を諦めさせたい場合は、冬の時期に展示場にいくことをおすすめします。

全館空調といってもエアコンの暖房なので、燃焼系の暖房に比べると暖房能力は劣ります。

またエアコンの暖房は非常に乾燥するので、冬の寒い時期に全館空調だけの暖房だと少し物足りなさを感じると思います。

但し床暖房を併用している展示場だと快適さがいっきに上がるので、純粋な全館空調だけの暖房を体感したい場合は、展示場の導入設備を事前に確認してから訪問するようにして下さい。

スマートエアーズの導入費用と電気代

続いては、スマートエアーズの導入費用と電気代について、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

こちらの記事でスマートエアーズの導入費用は100万円~125万円程度と紹介していますが、いまは僕が家を建てたときよりも値上がりしていて、もう少し高くなっているようです。

記事の中にも記載していますが、いくら快適とはいえ空調設備に125万円は少し高いと個人的には思います。

4LDKのお家で各居室と洗面所,玄関,階段ホールに1台づつ合計10台設置した場合と同じくらいのコストなので、普通のエアコンで全館空調するのと同等の費用といえなくもないですが、普通にエアコンを設置するなら、リビング、寝室、子供部屋の4台程度なので、導入費用としては普通のエアコンで空調する場合の2倍くらいかかることになります。

これも記事の中に記載していますが、スマートエアーズは何かしらのキャンペーンで割引きされていることが多いので、うまく割引きを適応してお得に設置できるタイミングを狙えると良いと思います。

ちなみに現在(2021年8月)、Googleで「スマートエアーズ キャンペーン」と検索すると、トヨタホーム岡山さんでスマートエアーズを60万円で設置できる特別キャンペーンなどの情報が出てくるので、やはり各販売店で色々なキャンペーンは実施されているようです。

次に電気代ですが、同じ環境で普通のエアコンとスマートエアーズの電気代を比較することができないので、正確な数値ではないですが、僕の感覚だとエアコンの稼働率が高い8月9月や1月2月で+5,000円~1万円/月くらいではないかと思います。

電気代は契約しているプランにもよりますし、オール電化なのかガス併用なのか、共働なのか、子供は何人いるのかなど、それぞれの家庭の生活スタイルで全然違ってくるので、他の家庭と比較してもあまりあてにはなりませんが、大まかな金額イメージとしては先ほどの金額くらいではないかと思います。

この差額だけ見ると安くはないように思いますが、軽自動車やコンパクトカーの維持費(燃料費,保険,税金など)とミニバンの維持費の差額より小さいので、自動車だったら快適さのために、これくらいの差額を払う人は多いと思うと、お家の快適さのために払っても悪くないのではと思いませんか?

まぁ何にいくら払っても良いと思えるかは、それぞれの価値観なので「いくら快適でも+5,000円は高いなぁ」と少しでも思うならやめておいた方が良いと思います。

価値観はそんなに簡単には変わらないと思うので、せっかく全館空調を導入したのに「なんかもったいない気がする」と思いながら日々生活するなんて全然快適じゃないと思います。なので「もったいない」と思うならやめておくべきです。

逆に+1万円/月くらいなら余裕で払えるし、快適さって言われてもよく分からないけど、全館空調って響きがカッコ良いじゃん!!くらいのノリで、あまり費用対効果を考え過ぎない人の方が全館空調は向いていると思います。

スマートエアーズ 30年間のメンテナンス費用

続いては、メンテナンス費用について、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

10年目まではトヨタホームの保証制度でスマートエアーズも保証されますが、保証期間が切れたあとは、まとまったメンテナンス費用がかかる可能性があるので、故障に備えて修繕費用の貯蓄をしておく必要があります。

また30年目までのメンテナンスについては、10~13年目あたりで室内機のブロアモータ交換、20~23年目あたりで本体交換とトヨタホームのホームページに記載されているので、壊れたらそれでおしまいという訳ではなく、それなりに費用はかかりますが、メンテナンスしていけば長く使えることが分かります。

ただ20年後,30年後となると子供が独立するなど生活スタイルがいまとは違っている可能性もありますし、エアコンとは全然違う仕組みで室内を快適にしてくれる空調が開発されている可能性もあります。

なので、ずっとスマートエアーズにこだわらなくても、そのときの生活スタイルに合わせて最新の家電に乗り換えていくのも、全然ありだと思います。

いまはスマートエアーズという選択が自分にとって最適だというだけで、20年後も同じとは限らないですし、スマートエアーズを導入した家を建てたらエアコンに変えちゃいけないわけでもないので、メンテナンスの時期がきたそのときに、そのときの最適を考えて判断していけばよいのではと思います。

スマートエアーズのフィルタ掃除方法

続いてはスマートエアーズのフィルタ掃除について、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

エアコンってフィルタ掃除がすごく面倒じゃないですか?

特にお掃除機能付きのエアコンって細かい部品がたくさんついていて、取り外しも面倒だし部品についたホコリはなかなかキレイに取れないので、僕はエアコンのフィルタ掃除が苦手だったのですが、スマートエアーズのフィルタ掃除は、普通のエアコンのフィルタ掃除とは比べものにならないほどラクちんです。

シンプルな構造が1番だと実感します。

エアコンメーカはシンプルな構造にしていくと値段で勝負になって利益が上がらないので、いろんな機能をつけて付加価値として値段が下がらないように努力しているのはわかりますが、自動お掃除機能は個人的にはない方がいいような気がします。

全館空調ダクト内部の汚れ

次は全館空調ダクト内部の汚れについて、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

全館空調は本体からダクトを使って各部屋に快適な温度の空気を送っています。

そしてそのダクトの部分はトヨタホームのスマートエアーズだと1階は床下、2階は天井裏に配管されていて、中を掃除することができません。

なので全館空調を長く使っているとダクトの内部にホコリがたまったり、結露などでカビが生えたりするのではないかという心配があります。

これに関して実際どのくらい汚れがついているのか、6年使用した我が家のスマートエアーズダクト内部を内視鏡カメラを使って撮影してみた結果がこちらの記事になっています。

結論としては撮影できた範囲にはホコリやカビなどの汚れはなくキレイな状態でした。

ダクト内の空気の流れは一方通行で本体から各部屋に向かって流れていて、本体の空気を吸い込む部分には、先ほど紹介したフィルタが付いているので、このフィルタをこまめに掃除していることが、ダクト内にホコリが入り込んでいなかった要因なのではと推測しています。

あとカビに関してはダクト内を撮影してわかったのですが、ダクト自体が断熱材で覆われているような構造をしているので、ダクト内で結露するようなことがないのと、基本的に全館空調は止めることがないので常にエアコンで除湿された空気が流れているというのも要因ではないかと考えています。

このあたりは使い方や、どれだけマメにメンテナンスしているかにもよってくると思いますが、とりあえず我が家の6年使用した全館空調のダクトはキレイでした。

スマートエアーズ1階ユニットのおすすめ設置場所

次はスマートエアーズ1階ユニットのおすすめ設置場所について、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

これはスマートエアーズ特有の話ですが、1階の本体を設置するスペースを確保する必要があります。

一般的には収納内に設置する場合が多いのですが、本体の設置した収納は収納量が半分くらいになってしまうので、使い勝手が悪くなってしまいます。

そんな設置場所に困るスマートエアーズ1階ユニットの本体ですが、我が家は階段収納のデットスペースにうまく設置することができ収納量を減らさずに済んだので、参考にして頂ければと思います。

スマートエアーズの暖房は寒い

続いてはスマートエアーズの暖房能力について、こちらの記事に詳しくまとめているのでご覧下さい。

エアコンの暖房は個人的に、あまりポカポカになるイメージがなかったので全館空調の暖房には、少し不安がありました。

実際使ってみて一定の温度を維持するのは、特に問題ないので1度空気が暖まってしまえばよいのですが、室内の温度を上昇させるのには時間がかかるので、就寝中は温度設定を下げるような使い方をすると、朝、室温が上がるのに時間がかかり少し寒く感じます。

特に足下が冷えやすいので予算がゆるすのであれば、床暖房と併用するのがベストだと思います。

我が家は予算オーバーで床暖房は断念しましたが、スマートエアーズの暖房能力が不足する場合にそなえてガスファンヒーター用のガスコンセントを設置していて、冬の時期は朝にガスファンヒーターを併用し一気に室内を暖めて、その後はスマートエアーズで温度をキープするような使い方をしています。

お家をたてる地域の温度環境にもよりますが、暖房に関してはスマートエアーズと併用できる暖房器具を準備しておくと良いと思います。

初期費用はかかりますが、室内の温度を上昇させるのに使うエネルギーの量は、1つの暖房器具で暖房しても複数の暖房器具で暖房しても同じで、2種類の暖房器具を使っているから光熱費が2倍になるわけではないので、スマートエアーズの不得意な部分を補える暖房器具を併用できるようにしておくのが良いかと思います。

全館空調はお金持ちの贅沢品

「全館空調はお金持ちの贅沢品」と表現されることがありますが、僕は間違っていないと思います。

「玄関も洗面所も階段ホールもトイレも温度が均一でとても快適」ってその通りなのですが、家にいてもほとんど滞在することのない空間に空調を効かせているなんてホント贅沢ですよね。

ただスマートエアーズは、社長や芸能人のようなお金持ちじゃなくても、普通のサラリーマンで手に入る贅沢品です。

スマートエアーズの電気代を紹介した項目で自動車の維持費を比較としてあげましたが、同じように自動車で例えると、4人家族の場合、移動手段としてはカローラで十分だと思いますが、ヴォクシーやセレナのような7人乗りのミニバンに乗っているファミリーの方って多くないですか?

ヴォクシーやセレナはカローラより50万円以上高いですが、サラリーマンの方が普通に乗っていますよね?

スマートエアーズの贅沢って、この4人家族でミニバン買う感覚に近いと思います。

旅行などで多少荷物が多くても余裕で乗せられたり、長距離運転でも室内空間が広い方がゆったりできて疲れなかったり、なんて考えてミニバンを選ばれると思います。

でも実際は、旅行で使う機会なんて少ししかなくて、通勤や近場の買い物で使用することがほとんどだと思います。

7人乗りの車に1人しか乗らずに毎日通勤しているなんて贅沢の極みじゃないですか?

そんな使い方をしている人でも「ミニバンは無駄だった」と後悔している人はほとんどいなくて、たまに行く旅行で「やっぱり大きい車にしておいてよかった」と思っている人の方が多いのではないでしょうか。

これが滞在時間の少ない玄関や洗面所やトイレや階段ホールにも空調が効いている全館空調と似ているのではと僕は思います。

全館空調を導入して滞在時間の短い空間に空調を効かせて「無駄だった」と思うより、風呂上がりの一瞬の時間が寒くなかったり、暑くなかったりすることで「やっぱ全館空調を導入してよかった」と思うとおもいます。

もちろん「我が家は節約のために軽自動車かコンパクトカーしか乗りません」という人もいると思うので、そのような方にはおすすめできませんが、この記事を読んで頂いているということは、何かしら全館空調やスマートエアーズが気になって調べられているのだと思います。

全館空調が気になっていて予算をオーバーしないのであれば、導入して後悔することはないと僕は思います。

まとめ

今回は、トヨタホーム全館空調(スマートエアーズ)のメリット・デメリットや導入コスト・ランニングコスト、メンテナンスなど、これまでゆるひろブログで取り上げた内容をまとめていっきに紹介してきました。

この記事を読んで頂いて全館空調を導入しようと思うきっかけになって頂けると嬉しいですが、逆に自分達のライフスタイルには合わないと思って導入しない判断材料にして頂けるのも嬉しいと思っています。

とにかく一生に1度の家づくりなので後悔のないお家づくりにつながるような情報が提供できればと思います。

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